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転生とらぶる
マブラヴ
0863話
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書。
 つまり、現在人類とBETAの戦いの最前線でもある中国の領内にあるハイヴを攻略しないのは、この世界の人類に対する裏切りだとか何とか。
 自分達の思い通りにならない事が余程腹立たしかったらしい。
 大体、確かに中国はBETAとの最前線ではあるが、それを言うならヨーロッパ方面のイギリスや、中東のアラビア半島、ソ連だってBETAに侵略されている以上は最前線と言えるだろうに。
 本当に俺達を思い通りに使えると思っていたのか? そうだとするなら、随分と甘く見られたものだ。
 ……いや、あるいはアラビア半島防衛戦の時の俺達の戦いの映像を見て中国政府の野望を燃え上がらせてしまったか?
 ともあれ、現在は俺達シャドウミラーが攻略しようとしている鉄原ハイヴに決まるのは時間の問題といったところか。
 ハイヴの攻略に関しては予行演習に近い以上、この世界のハイヴ攻略のセオリーを多少アレンジしながらやる事になるだろうな。
 そんな風にハイヴ攻略に関して考えていると、不意に通信が入る。
 その通信を送ってきたのは、非常に珍しい男。現在はネギま世界の火星でテラフォーミング作業を担当しているフェイトだった。

『やあ、アクセル・アルマー。久しぶりだね』
「確かに久しぶりだな。どうしたんだ?」

 相変わらず殆ど表情を変えぬままに尋ねてくるフェイト。
 だが、それなりに付き合いの長い身としては、どこか上機嫌なのを感じ取る事が出来る。

『ああ、実は君達がマブラヴ世界という場所でBETAとかいう存在の巣を攻略するという話を聞いてね』
「……どこから回っていった情報だ、それは……」

 ハイヴに挑むというのは、別にシャドウミラー内で隠している情報では無い。だが、それがどこをどう流れれば、基本的に火星に閉じこもっていてホワイトスターには何か重要な報告をする時と、コーヒー豆を買い漁る時……ああ、こうして考えれば、実は結構ホワイトスターに顔を出しているんだな。
 ちなみに割合としては報告1に関してコーヒー豆9くらいの割合だ。
 あくまでも目的はコーヒー豆である以上、そっち方面にはあまり顔を出していない俺とは何だかんだ言って会う回数は少ないのだが。
 ともあれ、そんな状況であれば話を聞いてもおかしくはないか。

『ホワイトスターへ買い物に出掛けた時に、ちょっとムウ・ラ・フラガに会ってね』
「ああ、そっちか」

 それなら別に驚く程でもないな。
 ハイヴ攻略に関しては既にシャドウミラー内については情報を広めているし。

「で、ムウと会ってハイヴ攻略の件を聞いて……それからどうかしたのか?」

 一応シャドウミラーのメンバーであるとは言っても、フェイトは基本的にネギま世界の火星担当だ。それを思えば、ここで首を突っ込んで来る理由が分からな
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