百日草はただ思う
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付けんなよチョウジ」
イノもサクラも五月蠅いからなぁ
「ごめんごめん
すぐ済むから」
苦笑してシカマルと別れる
少しだけ歩いて路地裏に入る
「んで?何の用だ?」
「あのさ、最近コンを見ないんだけど・・・」
・・・そうだった
コンと仲が良いんだ
餌付したともいえるが、それなりに交流を持っている数少ない人間だ
でも???
「木の葉病院で入院してるけど・・・
あぁ、病室はいつもと違う奥部屋だから分かんなかった「そういうことを言いたいんじゃないよ」
・・・へ?」
一応表向き、体調悪化につき長期入院となっている
前までよく使っていた病室ではなく、結界忍術を貼られた特別室にいる
だから部屋が分からないんじゃないのか
そう思ったけれど、どうやら違うらしい
「・・・前にさ、死の森に近い演習場で、仮面をつけた暗部みたいな奴と会ったんだ」
「・・・仮面の暗部ならそこらにいると思うけどなぁ」
うちの兄も根の暗部ですよ
「シカマルも昇進した
シュロも、イカリも昇進したよね」
シカマルなら、それとなくアスマから教えられてそうだけどな
昇進の時、一緒に呼ばれていたのもある
「おう、そうだな」
嫌な予感がする
冷や汗が背中を伝う
「コンは、暗部に昇進したんだね」
チョウジ、お前鋭い!
何だお前そんなに鋭い奴だったか?
「いやいや、コンの虚弱体質じゃ無理だって」
笑いながら誤魔化す
・・・チョウジの眼を見ると、誤魔化せなかったのが良く分かる
「コンは、気配消すの上手いよね
元暗部だったカカシ先生が言うぐらいなんだから相当の隠行術
任務の達成回数も下忍のなかじゃトップクラス
波の国で暗殺任務もこなしたって聞いてる
そんなコンなら、暗殺任務もお手の物じゃないかな
・・・虚弱体質だから?そんなの理由にならないよ
シュロ、ボクは何か間違ったこと言ってるかな」
・・・いいえ
間違ったことなど何一つございません
暗部になったんだよって言えたらどれだけ良いことか
「ボクの予想が当たってるなら、瞬きしてよ」
「おい、どうやっても瞬きは止められねえよ」
無茶言うな
無意識の行動を止めるのがどれだけ辛いか
「・・・噂が、原因なのかな」
「チョウジ、噂知ってるのか」
あの痛々しい噂を????
「・・・大蛇丸と対峙した、地獄の業火使い
ははっ・・・笑っちゃうよね
コンは、そんな奴
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