百日草はただ思う
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う
こういう時のやり方はもはや決まってる
「良・い・の!
ほら、何時までも悩んでないで気持ちを切り替える!
・・・飯、食いに行くんだろ?
焼き肉行こうぜ」
上着取ってくるから待っててくれよ
そう言って炬燵から這い出る
うぅ・・・寒い
「・・・シュロが・・・シュロとご飯・・・何週間ぶりだろう・・・」
泣きやがった
面倒な兄貴だねぇ・・・
「つーことでかーちゃん、オレら夕飯いらないからー」
またまたブーンと蟲で返事がくる
だから声ぐらい出そうぜ
涙目の兄貴を炬燵から蹴りだし、焼き肉屋へ向かう
いつもならここにフーが乱入してるんだが、珍しく兄弟2人だけ
フーがコンの対応してくれてるんだろうかね
しばらく他愛ない世間話や近況報告を話していると、見覚えのある奴らと焼き肉屋で鉢合わせした
「イノシカチョウトリオと、春野か
なんだよ合コンか?」
声をかけると真っ先にイノが反応を示す
シカマルとチョウジはともかく、ここ最近イノと出会うことはなかったな
「シュロ! 久しぶりね〜最近ちっとも里で見ないから心配してたのよー?」
里外に出ていたからな
あとは事務系ということで後方待機だし
「あれ・・・シュロくん、隣の人は・・・?」
サクラがぼそっと呟く
見た目があやしいからな
その反応は正しい
「はじめまして、いつも弟がお世話になっております
兄のトルネと申します」
深々とお辞儀をし、なおかつオレの頭まで下げさせる
「やめろ兄貴
皆で焼き肉か?」
このメンバーでこの店の前だ
それしか目的はないだろうな
「うん・・・そうだ、シュロ
ちょっと良いかい?」
あ?
チョウジから話し掛けてくるなんて珍しい
基本的にオレよりコンと仲が良いから、コン、シカマル経由でしか話さないのにな
「相席でもするか?」
「ううん、すぐ終わるから・・・皆は先に席をとっといてよ」
オレの提案を流し、イノに声をかけるチョウジ
にこやかに頷いて、立ち止まったままのシカマルの背を押して入店を促した
「わかったー!
トルネさんも先入ってましょうよ」
オレとイノの顔を交互に見てから、少しだけ悩んで声をかけてくる
「・・・あんまり、遅くならないようになシュロ」
分かってると言うように手を振り返してチョウジと移動する
このままだと店に他の客が入り辛いからな
「ったく、面倒くせぇな
オレに女二人押し
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