無印編
1章
第6話 運命の出会いと再会 後編
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〜sidなのは〜
私たちはあのフェレットを病院に預かってもらい、私はアリサちゃんすずかちゃんは塾があり悟志君とわかりました。
塾に行ってもあのフェレットのことが気になって授業に身が入りませんでした。おかげで先生に問題が当てられてかなり大変でした……
私は家に帰ると早速お父さんにあの子のことを相談してみました。
「お願いお父さん、そのフェレットさんはしばらくの間、家で預かってもいいでしょう」
「う〜ん……」
お父さんは腕を組み、唸りながら悩んでくれました。そして、
「ところで、フェレットってなんだ?」
私たち兄妹はこけました。ちなみにお母さんはクスクスと笑っていました。
「フェレットっていうのはイタチの仲間だよ」
「最近じゃぁ、ペットとして人気なんだよ」
お兄ちゃんとお姉ちゃんがお父さんにそう説明してくれました。
そしてお母さんも続けました。
「確か、フェレットって小さいのよね?」
「なんだ、知っているのかい桃子さん?」
「ええ、私はなのはが責任を持ってお世話するなら構わないわよ。士郎さんはどう?」
お母さんがお父さんに聞くと、お父さんは腕を組みうなずきました。
「うん、俺も桃子さんと同じ意見だ。それにしばらくの間なら大丈夫だろう」
「ほんとびっくりまくありがとうお父さんお母さん!」
「ああ、それじゃあご飯にしようか」
そして私たちは夕飯を取りました。こうして私のこれから始まる長い夜が始まるのです……
「あのフェレットは家でしばらくの間、預かることになりました。明日みんなで迎えに行こうね。なのは」
私はアリサちゃんとすずかちゃんにメールを送りました。悟志くんにはなぜか連絡先を知っているすずかちゃんに、伝えてもらうことにしました。明日改まって、悟志君に連絡先を聞こうと思っています。すると、
(だ……け…)
あの子の事思われる声が聞こえてきました。私は、もっとその声をよく聞こうと集中しました。
(誰か、誰かこの声が聞こえる人いませんか!)
その声は夕方の時よりも焦っている感じでした。その声はさらに続けました。
(お願いします!もう時間がないんです。早く!もうほんとに時間が…)
そこで声が途絶えました。そして私は昨日の疲労感に襲われベッドに凭れかかりました。けれども私はすぐに立ち上がり、家をこっそり抜け出しあの子のところに向かいました。
動物病院に着くと耳鳴りのような大きな音が聞こえた。その後すぐにガラスが割れるような大きな音がした。すると庭からあの子と何かよくわからない黒くて大きくて丸い生物が出てきてあの子を襲っていました。あの生き物から逃げて逃げているあの子をキャッチすることができました。だけど、
「よかった、気づいてくれた
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