無印編
1章
第6話 運命の出会いと再会 後編
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った。だが、
『I will come something from behind!』
「「え?」」
『protection』
軽く爆風が立ち、煙が消えるとなのはの足下には柄の赤い剣が三本アスファルトに刺さっていた。そしてその三本の剣は飛んできた方向に戻って行った。
「ほう、あの距離からの投降を逸早く察知した杖。そして、そこからきちんと防御した術者、優秀にして良いコンビだ」
そう言いながら、黒いマントを羽織り仮面を付け先ほど投げたと思われる三本の剣を持った、なのはと同じくらいの背丈の男が現れた
なのはは瞬時に杖を男に構えた。
「あ、貴方は誰ですか?この子の知り合いか何かですか?」
男は首を振った。
「いいや違うぞ人の子よ。我はこの星、地球の守護者だ」
「「守護者?」」
「そうだ、我のことは人は神などというが呼び方はどうでも良い。だが、先ほどは手荒な事をして済まない、お主を試したくてな」
男は「クフフフ」と笑いながら頭を下げた。
「我はこの星の守護者と言ったが、基本的に人と人の争い事には手は出しはしない。けれども、今回は話が違う。どこぞから来た異物がこの星を荒らすのは放ってはおけない。だが、先ほどの一部始終を見させてもらったが、そこの人の子は巻き込まれただけ、杖は論外、そして喋るフェレット貴様なら全てを知っておるのであろう?全て話すがいい、先に言っておくが我には嘘が通用せんから嘘を吐いたらどうなるか言わずとも分かろう?」
その場に重い空気が流れた。相手はなのはと同じくらいの見た目、けれどもその言葉にはその何倍もの年月を感じた。そしてフェレットは一歩二歩と前に出た。
「分かりました、全てお話しします。それに僕はまだ、彼女にも事情を説明していなかったのでちょうどいい機会だと思っています。……僕の名前はユーノ・スクライアと言います。異世界のミッドチルダというところから来ました。僕の一族は遺跡発掘をして流浪の旅をする一族で、ある日発掘をしていると先ほどの青い宝石《ジュエルシード》が見つかったんです。ですが、その輸送中に事故に合ってしまい、その結果こちらの世界にばら撒かれてしまったようなんです。調べてみた結果、ジュエルシードはどんな生物の願いでも叶えてしまう力があるそうですが、その性質上力が暴走してしまい先ほどの様な生物が生まれ暴れ回るんです。なので、けじめとして僕自身が回収に来たのですが、僕一人の力ではろくに封印も出来ず…だから、彼女にこの赤い宝石、レンジングハートの力で魔導師になってもらい手伝ってもらうことにしたんです」
「なるほどな…嘘は吐いてないようだ」
男は腕を組み頷いた。その様子から場の空気が少しは和らぎ、なのはとユーノは「ほっ」と息を吐いた。
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