無印編
1章
第6話 運命の出会いと再会 後編
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ここではどんなに暴れようと何しようと元の世界に影響はない。この世界に入れるのは術者と術者が選んだ人物だけこれはそんな魔法だ。
「ま、こんなもんでいいだろう」
俺はそう呟きしばらく傍観者としてなのはを見守ることにした。
そして現在
〜sidout〜
「何これぇぇ〜?」
なのはが今の状況に戸惑っている間に、家の塀に追い詰められた。そして、
「来ます!」
黒い生物は上空に飛び上り、なのはの真上に落ちてきた。咄嗟になのははレイジングハートを真上に向けると、
『protection』
黒い生物は光の壁に阻まれ、小さな破片になり周辺に飛び散った。その隙になのははフェレットを抱えその場から離れた。ちなみにその破片のおかげで周辺は燦々たる姿だった。
そしてフェレットは抱えられながら魔法の説明を始めた。
「僕らの魔法は、発動体に組み込んだ《プログラム》と呼ばれる方式です。そしてその《プログラム》を発動させるのに必要なのは、術者の精神エネルギーです。そしてあれは、忌まわしき力の下で生み出された思念体、あれを停止させるにはその杖で封印して元の姿に戻さなければならないんです。それから、さっきの様な攻撃や防御の基本魔法は心に願うだけで発動しますが、より大きな魔法には呪文が必要なんです」
なのはは見通しの良い十字路の中央に止まり、フェレットを下した。
「呪文?」
「心を澄ませて、心の中に貴女の呪文が浮かぶはずです」
なのはは集中し、辺りは静かになった。焦っていた心臓の鼓動も、落ち着きを取り戻しまるで山奥を流れる小川の様な静けさだった。
だが、その静寂も黒い生物に阻まれなのはに向けて触手攻撃を食らわせようとしたが、
『protection』
レイジングハートの防御魔法に阻まれた。そして、
「リリカルマジカル!」
「封印すべきは忌まわしき器
ジュエルシード!」
「ジュエルシードを封印」
『sealing mode.set up.』
レイジングハートを黒い生物に向けると光のリボンの様な物が生物に巻き付き、額にXXIという文字が浮き上がった。
『stand by ready.』
「リリカルマジカル。
ジュエルシード、シリアル21。封印!」
『sealing.』
すると、レイジングハートからさらにリボンが出てきて黒い生物の体を貫き、光に包まれ体が消えていった。
そして、その場にはひし形の青い宝石が落ちてあった。
「これがジュエルシードです。レイジングハートで触れて」
なのはがレイジングハートを近づけると、ジュエルシードがレイジングハートに吸い込まれていった。
『receipt number XXI.』
ジュエルシードの封印が終わ
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