追憶のメモリーズ
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なくなりました。
センジョーがいなくなった日、教会は大量の血で溢れていました。
近隣の村の人たちは「悪魔の仕業だ」と言っていましたが、一本だけ明るい色をした黒い羽根が落ちていたのでセンジョーがしでかしてくれたのでしょう。
私は殺されずに済んだにしても、貴方がいなくなってとても寂しいです。
貴方に救われた命だというのに、どうして貴方がいなくなってしまうんですか?
どうして、貴方は私のために傷つくんですか?
私は人を治す力を持っていて、それでたくさんの人を助けた。
なのに、私が助けようと思った人が傷ついて傷ついてしまうなんてそんなの嫌です。
今、私は新たな環境にいますけど、センジョーはお元気ですか?
また誰かに喧嘩をふっかけて傷ついたりしていませんか?
私が教えたとおりに本とか読んでいらっしゃいますか?
あの優しい日差しのような笑顔と心地よいような笑い声を誰かに聞かせていますか?
友達、できていますか?
誰かの為に問題に突っ込んでいってしまうような、お節介はしていませんか?
夢であると私に語ってくれたハーレム王にはなれていますか?
私のことは忘れていませんか?
貴方が好きな気持ちは、私は忘れてないんですよ?
千城、
アーシア・アルジェントは、貴方に会いたいです。
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