平穏に向けて
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!」
……あ、しまった。
これって遠回しな告白に聞こえるじゃないか。
「いや、告白じゃないぞ?
ただ、そう言う年頃だからこう言ったパーティーよりも彼氏を優先したいのかと思ってな」
「彼は今渋谷へ行ってます。
何でも買いたい物があるとかで」
「ふぅん。買いたい物が…………へ?彼氏いるの?」
「言ってませんでしたか?」
いや、聞いてないぞ。
和人じゃないのか?……誰だ?
「その彼氏とはいつ知り合ったんだ?」
「ど、どうしたんですか?急に…去年の3月ですけど」
去年の3月……まだSAOの中か。
……いや、気にしすぎなのかもしれないな。
「まぁ、末長く爆発しろ?」
「何でですかぁ!」
うーん、もう何が何やら分からなくなってきたな。
原作の直葉には彼氏がいたなんて事は無かったし…レコンか?
……違うな。まぁこの事は別に気にすることでも無いだろうし、俺も楽しむとしようかねぇ。
「よっしゃ!やっと見つけたぞGGO!
これで原作に関われる!」
とあるゲームショップにて、そう言って高笑いする一人の少年が目撃された。
「ただいま〜」
「帰ったか。では行こう」
帰って早々に親父が出迎え、俺の手を引いた。
「まてまてまてまて!何処へ行くつもりだ!
俺は帰ってきたばっかだぞ!」
「無論、ALOだ。
今日はキリト君達にお呼ばれしている。
後13分程でスイルベーン上空にアインクラッドが出現する事になっている」
「いや、それは知っているが…」
「私はここにとあるシステムを組み込んだのだ」
「……どんなシステムなのかは聞かな」
「アインクラッドへ入るには入り口前に陣取っているボスを倒さなくてはならないのだ」
「最後まで聞けやくそ親父!」
やっぱりキャラがおかしいだろ!
原作何処行った!?
「早く準備したまえ。円も待っている」
「くそ……安堵の時は無いのか…」
渋々と連れていかれる俺は、半ば強制的にALOへとログインして待ち合わせ場所に向かい、
アインクラッドが現れると共に、皆と一緒に飛んでいくのだった。
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