マブラヴ
0862話
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まり……」
そこまえ言えば、クリメナにも俺の言いたい事が分かったのだろう。小さく息を呑む。
『そうか、一月にハイヴ建設が開始されたばかりのブラゴエスチェンスクハイヴと鉄原ハイヴか!』
そう、どうせ俺達としても本格的にハイヴ攻略を行う際の事前練習はしておきたかったのだ。アラビア半島防衛戦の時の戦いで、BETAが単純な敵として考えた場合は数だけの雑魚だというのは判明したし、その数にも俺達なら対抗出来ると判明している。
だが、ハイヴの中には入った事が無いのを思えば、その辺の演習代わりとしてやっておきたかった。
個人的にはイラクにあるフェイズ5のアンバールハイヴが狙い目だと思うんだよな。何しろ、あのハイヴの戦力はアラビア半島防衛戦でもの凄く減っているだろうし。
もっとも、それをやるにはイランから許可を貰う必要があるが。
……そして、G元素の件を考えると、それもまた一苦労ってところか。
優先的にガン・ルゥ辺りを輸出してやるのを条件とすればいけるか? その辺はレオンかエザリア頼りだが。
「狙うのは鉄原ハイヴだな。韓国にあるのが心配だが……オルタネイティヴ4を進めている日本のすぐ側にハイヴがあるというのはちょっと厄介だ」
『いや、大丈夫だろう。韓国にしても、フェイズ4や5ならともかくフェイズ2の状態ではな。……よければ、こっちで交渉を成立させるが?』
「そうだな、出来ればそうしてくれ。ただし、あくまでも指揮権は俺達シャドウミラーが持つ。決して他の軍隊の指揮下には入らないというのは絶対条件だ」
『うむ、任せて欲しい』
クリメナがそう告げ、それから暫く段取りを話しつつ通信を終えるのだった。
さて、いよいよハイヴ攻略か。
こっちも色々と準備は必要だろうな。
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