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もしチー外伝 苗っち、最悪の修行に挑むの巻
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) 6.張奎(ちょうけい)・・・・・・・・・

「あの、お兄ちゃん。なんか化物クラスの仙道ばっかりなんだけど」
「当然であろう?なにせ中に待っているのが化物なのだから」

クリアした人はその誰もが仙道の中でも上の上に位置する最強集団であり、私がぽんずと二人掛かりでも勝てないような怪物が揃っている。
……猛烈に嫌な予感がするのは気のせいでありましょうか?そっとぽんずを見てみると、ぽんずも嫌な予感を悟ってか尻尾が伸びている。

「あの、お兄ちゃん。もしかしてこの陣に私が入るとか言わないよ……ね?」

その問いに、お兄ちゃんはニコリと笑う。

「何を言い出すかと思えば……そんな事をこのわしが言う訳なかろう?」
「だ、だよね〜!ほっ……」
「おぬしだけでは100%クリア不可能だからぽんずも一緒に連れて行け」
「あっれぇぇぇーーー!?」

現実は常に非情である。

「無理無理絶対に無理じゃ〜!!許してたも〜〜!!」
「まーお!」
「ワハハハ……実は今日のわしはブラック呂望なのだ!この呂望容赦せぬ!!」
「そんなご無体な!?」
「では、逝って来い!!」

けりっ、とお兄ちゃんの蹴りによって身体を浮かされた私は、そのまま陣の中へと落ちて行ったのでした。





「う、う〜ん……はっ!!ここは!?」

がばりと起き上がると、私は八角形の形をしたステージのような場所に立っていた。
そしてその前には――話が正しければ恐らくこの宝貝の作り出した幻であろう7人の仙道の姿が――


「フォフォフォ……新たな挑戦者が来たか」

三大仙人にして元崑崙山教主――元始天尊(げんしてんそん)


「フッ。何度来ようとも打ち払うまでだ」

元金鰲島総司令官にして金鰲三強が一人――聞仲。


「トレビアーンな戦いを期待するよ、君!」

金鰲島で一大勢力を築いた金鰲三強にして破壊の貴公子――趙公明(ちょうこうめい)


「めんどくさい……でも、君を追い払えないと眠れないみたいだ……ふぁあ……」

滅多に目を覚ます事のない三大仙人最強の仙道――太上老君(たいじょうろうくん)


「あはん?本当なら妾一人で十分なんだけどぉ……お色気出し過ぎちゃうと作者に止められちゃうのよねぇ〜?」

金鰲三強であり、歴史の道標と通じていた最悪の妖狐――妲己(だっき)


「ふぅむ……なかなかに見どころのありそうな仙道ではないか。どれ、一手ご指南……」

三大仙人が一人にして元金鰲島教主――通天教主(つうてんきょうしゅ)


「私はこのような茶番に興味はありませんが……フフ、他の6人に勝てたなら相手をして差し上げますよ?」

太上老君が一番弟子にして自他共に認める最強の道士
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