暁 〜小説投稿サイト〜
大陸の妖精
・Original Episode 2・
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戻り、夕食を終えてから購入した小説を一人で静かに読んでいた



ルーシィ「うわぁ・・・後半は結構過激なシーンもあるんだ・・・/////」


今開いているページはいわゆる「濡れ場」のシーンである


女の部屋に男が上がり込み強引に・・・という純情なルーシィには少々強烈なシチュエーションであった



アルト「なんだー夕食は終わった後か・・・ルーシィ、このお菓子もらうな」


ルーシィ「うーん・・・分かったー・・・」


アルト「ほほぅ・・こりゃ美味い」


ルーシィ「・・・って、何でアルトがここに居るのよー!!?/////」


自分から少し離れたソファに座り茶菓子を口に放り込むアルトの姿を見たルーシィはかなり驚いた様子を見せる



アルト「何でって・・・いつも通り窓からだけど?」


ルーシィ「ここあたしの家ーっ!!!」


アルト「わ、悪かったよ・・・いつもなら怒らないのに・・・」


ルーシィ「!!」


アルトの一言でルーシィは我に帰る


平静を取り戻したルーシィは改めてアルトの方を向くが、やはり変に緊張してしまう



ルーシィ「(駄目だ・・・アルトの事、完っ全に意識してる・・・/////)」



アルト「それよりもルーシィ、聞きたい事があるんだけど」


アルトはおどけた表情から真面目な表情に切り替え、ルーシィに歩み寄る



ルーシィ「ちょっ・・・ちょっと待って!それ以上近寄んないで!!/////」


アルト「えっ、なんで?」


ルーシィは慌ててアルトから離れる


その様子を見たアルトは歩み寄る足を止め、怪訝そうにルーシィを見つめる



ルーシィ「と、とにかくそこから話して!それ以上近寄っちゃだめっ!!/////」


頬を思い切り紅潮させたルーシィが叫ぶ


それもそのはず、男が一人身の女の家に上がり込みゆっくりと歩み寄る


この展開は先ほどまで読んでいた小説とまったく同じであったからだ



アルト「別に近寄ったっていいじゃんか、何かするわけじゃないし」


そう言ったアルトは再びルーシィの傍に寄る


またもや小説と似たような展開、小説内に出てきた男は「何もしない」と言って女に歩み寄った後、そのまま濡れ場の場面になったのだ



ルーシィ「(ど、どうしよー・・・このままさっき読んでた小説みたいになったら・・・あたしってば押しに弱いのに・・・/////)」


歩み寄るアルトを避けるかのようにそのまま後退するルーシィ


しかし、やがて後ろの壁に激突し、逃げ場を失ってしまった



アルト「ねぇ、ルーシィ・・・」

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