十八話:適材適所ってよく言うよな?
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んだ!!」
「そうか……」
ライザーの返答にそれだけ呟くルドガー。
そして、再びライザーを睨みつける。
「やっぱり俺はお前みたい奴が―――気に入らない」
放たれた言葉は今まで聞いたどの言葉よりも冷たかった。
部長もライザーもその余りの冷たさに言葉を失っている。
「お前が一族を重視するなら……俺も“一族の力”でもってお前を倒してやる」
槍を構え、ライザーに突き付けるルドガー。
一族の力? もしかしてあの姿のことか?
「心配するな。お前如きに全力は出さない。……クォーターでも十分すぎる」
「フェニックスを舐めるなああああああああっっ!!!」
ライザーの叫びのせいで最後の部分が聞き取れなかった。
それにしてもいくら俺が弱らせたと言ってもそう簡単に勝てるのか?
そういった意味を込めた視線を送るとゾッとするような微笑みと共に返事が返って来た。
「待っていろ。直ぐに―――終わらせる」
そう言った瞬間、既に俺の視界からルドガーは消えていた。
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