十八話:適材適所ってよく言うよな?
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ければだがな」
あっという間に炎から腕が生えてくるライザー。
おいおい、反則だろ。
「分かってはいたけど厳しいね」
苦々しげに呟く木場。
(後、何秒だ?)
(二十秒だ)
くそっ! まだ結構あるな。
「……行きます!」
「中々いい攻撃だ。筋が良い。だが―――炎を殴って無事なのか?」
「……っ!?」
小猫ちゃんがライザーの腹を思いっきり殴る。
だが、ライザーは少し顔をしかめるだけだ。
当然だ。殴られた部分だけが炎に変わっているんだから。
反対に殴った小猫ちゃんの方が苦悶の表情を浮かべている。
「今度はこっちからいくぞ」
「……つっ!!? ……イッセー先輩後は…お願いします」
ライザーが手に炎を灯して小猫ちゃんにぶつける。
業火が小猫ちゃんを焼き尽くす。
『リアス様の『戦車』一名、リタイア』
「小猫!!」
小猫ちゃんがリタイアし。消耗している部長は動けないままに悲鳴を上げる。
ごめん…小猫ちゃん。すいません、部長。
(後、十秒だ)
早く! 早く時間がたてよ!!
「そろそろ、諦めたらどうだ? リアス」
「させないよ!」
「リアスの『騎士』か。お前も、もう諦めろ。これはグレモリー家。フェニックス家。ひいては悪魔の未来の為なんだぞ?」
動けない部長に止めを刺すために巨大な火球を作りだすライザー。
それを止めるためにライザーの前に立つ祐斗。
そして、一気に斬りこんでいく。
「邪魔だ」
ただ、それだけ言い放ち木場ごとのみ込む火球を放つライザー。
あいつの『騎士』の速さなら避けれる。
でもそれをせずに祐斗は少しでも威力下げるために。部長を守る為に全身で受け止める。
「後は任せたよ。イッセー君」
「祐斗っ!?」
『リアス様の『騎士』一名、リタイア』
部長の悲鳴が再び響く。悪いな…木場。
後は―――任せろ!
「後はお前達二人だけだ。早いところ諦めろ」
「うるせえ! 俺は絶対に―――諦めねえ!!」
ライザーの言葉にそう言い返す。
そろそろのはずだ。
(三十秒経過した。契約は―――成立だ)
―――来たっ!
(いくぜ! “ドライグ”!!)
(くっくっく。ああ、いいだろう“相棒”!!)
―――――――禁手化!!
『Welsh Dragon Over booster!!!!』
その言葉が終わるか終わらないかで俺は大きく踏み出す。
そしてライザーの出した火球を殴って吹き飛ばす。
「馬鹿な! なぜ、俺のフェニックスの炎が―――っ!? ま、まさかその姿は!?」
炎が晴れ
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