暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
『栄光』の・・・・
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ーファは一瞬身を引いたが、すぐに戻った。

そこで全て話した。自身の兄のこと。決意のこと。

全部話し終えた後、少しだけ涙が出た。

それを見て、今まで静かだったレコンが口を開いた。

「リ、リーファちゃん!リーファちゃんが泣いちゃダメだよ!僕で良ければいつでも傍にいるから・・・・リーファちゃんの事が・・・・うーあー・・・だっ大好きだから!!」

「アンタ、何言って!?」

「よく言った少年!」

「ここまで素直な方が、いいのかもしれん」

リーファとレコン。二人は顔を真っ赤にした。

リーファもああは言っていたが、案外まんざらでもなさそうだ。

「あの・・・これから北側まで行くんです。みなさん、ついて来てくれますか?」

全員が了承し、宿を出る。

行く道の中、響鬼が口を開いた。

「娘さん・・・失ったものは大きかったな。でも、新しく手に入ったものもあったろ?少年みたいな子が!」

「・・・響鬼さん、一回黙ってください」

話しているうちに、北側についた。

「・・・・よう」

見慣れた黒の剣士が立っている。

「お待たせ」

リーファは笑顔で返した。キリトが口を開く。

「スグ・・・」

「試合しよ。あの日の続き」

腰の長刀を抜き。共鳴を開始する。

白い姿になり、ブランバイザーを構える。

「―――――いいよ。今度はハンデ無しだね」

キリトがエクスターナを抜く。さらにキングラウザーを出現させる。

「寸止めじゃなくていいからね・・・行くよ!!」

飛行しながらの激戦。そんな中で、アマゾンが口を開いた。

「ユキ、何で二人戦う?」

「・・・自分達の運命を元に戻すためですよ、アマゾン」

「俺、戦い嫌い。だけど、この戦い、すごくキレイ」

そうですねと答える中、ユキは考えた。

キリトさんはなぜ、キングラウザーを発生出来たのだろう?

契約(テスタメント)の許可は出していない。

そう考えている間にも、試合は終幕へと向かう。

リーファの《ファステスト・ストライク》とキリトの《ツインロイヤルストレートフラッシュ》がぶつかり合い、黄金の光が飛び散った。

「!!!???」

ユキの頭の中で記憶が炸裂する。

あの少女と男が話している。

男の顔は見覚えがあった。

(キリトさん・・・!?)

だが、違う。

キリトよりも身長が高いし、声も低い。

『彼は私の孤児院で誘拐されまして・・・ここにいると聞いたもので。迷惑がかかると思うので、引き取らせていただきたいのですが・・・・』

少女の母親が言った。

『あなたに彼を渡す?冗談言わないで下さいよ、ショッカーのくせに!!』


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