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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第1部
第10話 激闘、横須賀沖迎撃戦〜其ノ四〜
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巨人機の上部が閃光に包まれ、幾つもの弾頭が飛び出した。
弾頭は上空で回頭し、B7Rへ向かって来る。

『巡航ミサイル接近ッ?? 着弾まで3秒前、2、1、ブレイクッ??』

瞬間、視界が真っ白に染まった。

『なんだありゃ……巡航ミサイルかッ??』
『なんて威力だ……ッ??』

対ECMレーダーに映っていた敵のマーカーが一瞬で消えた。
それだけでなく、味方への影響は皆無だ。

《シュトリゴンリーダーより各機、突入だ》

目の前をジェット戦闘機が通り過ぎる。
その搭乗者と、ほんの一瞬だけ視線が交わる。

《ガルーダ1よりガルーダ2……シャムロック、雷撃隊を叩くぞッ??》
《了解、海の女神様達とダンスだッ??》
《ハートブレイクワンよりラーズグリーズ隊、遅れるなよッ??》
《ブレイズ了解、交戦》
《エッジ交戦ッ??》
《了解ッ?? チョッパー交戦ッ??》
《アーチャー交戦ッ??》

嵐のように現れた戦闘機群が戦線に食いつく。
艦隊にへばりついていた深海棲艦の艦載機を片っ端から平らげていく。

《此方ウォーウルフリーダー、カズハ・ジングウジ准将閣下でありますか?》
「あ、ああ。 俺が神宮司一葉だ」
《アメリカ合衆国空軍のウィリアム・ビショップ中佐です。
ウォーウルフ隊と共に貴艦隊の直掩に回ります》
「…了解、戦姫級と麾下のル級、ヲ級は友軍だ。
誤射しないよう注意してくれ」
《了解、行くぞガッツ<b??》
《了解しました、中佐ッ?? 准将ッ?? 後で一杯やりましょうッ??》

頼もしい限りだ。
若干戸惑いながらも了承し、その場から離れる。

戦姫級の近くまで行くと、通信は使い物にならなくなった。

《いいぞ、追い込めッ??》
《後ろに付かれたッ?? 誰か、援護してくれッ??》
『MS隊は何してやがるッ??』
《2時方向から新手だッ??》
『くそッ?? 混線してるぞッ??』

混線が酷く、乱戦になりつつある。
既にミノフスキー粒子による電波妨害は無いが、此れではミノフスキー粒子散布下と何ら変わりは無い。

だが、ユージア軍の戦闘機群は統制の取れた軽快な挙動と連携で、的確かつ確実に敵艦載機を落としていく。
これがこの世界のエースの戦い方≠セと、認識した。

『……なんだ?』

レーダーに変化が訪れる。
敵のマーカーが一斉に後退していく。
見れば、迎撃艦隊の後方から、幾つものマーカーが近づいてくる。

『横須賀の艦隊だッ??』
『メガリスまでいるぞッ??』

総勢50隻以上の大艦隊が、包囲しようとしていた深海棲艦の艦船を蹴散らしながら近づいてくる。
戦況が逆転した。

『敵が引いて行くぞッ??』
『……ってことは……』
『……勝った、
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