第一章
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むを得なく援軍を出した。見ればイタリア軍は捕虜を異様に出していた。
これにはユーゴで彼等と戦っていたチトー率いるパルチザン達も呆れた。しかもだった。
彼等はだ。呆れながらこう話をするのだった。
まずはだ。ドイツ軍の捕虜達を見てだった。彼等は縛られていても反抗的な態度である。負けてはいないといった顔でだ。そこにいた。
「頭にくるな」
「ああ、あそこまで反抗的だとな」
「拷問しても絶対に何も喋らないな」
「糞っ、こうなったら」
「こっちも容赦しないでおこうな」
「ああ、ソーセージ野郎共が」
彼等はドイツ軍の捕虜達を憎しみの目で見ていた。そのうえで言うのであった。
「戦っても強いしな」
「捕虜になったらなったでこんなのだしな」
「この連中だけは許すか」
「何があってもな」
彼等に対してはこうであった。そのうえでだ。
ドイツ軍の捕虜達よりも遥かに多い、何倍もいるイタリア軍の捕虜達は固まってがたがた震えている。パルチザン達が少し目を向けるとだ。
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