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転生とらぶる
マブラヴ
0861話
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についての惑星調査の方が圧倒的に重要な話だったのだろうが、シャドウミラーにしてみればプロミネンス計画の方が圧倒的に優先度が高い。
 そもそも、俺にしてみれば地球を逃げ出すというのは種の存続を考えてもしょうがないと分かっていても、どしても後ろ向きに感じられる。それもBETAが溢れているだろうマブラヴ世界の中だけで避難するというのは、正直どうなんだろうな。
 もっとも、それに関してはオルタネイティヴ5(仮)というのは以前から進められてきたんだろうし、それに伴う既得権益の類も当然ある筈だ。それを思えば、あっさりと俺達シャドウミラーに頼って計画を変更できる筈も無い。
 結果、壮大な喜劇としか呼べないような状況になっている訳だ。
 それなら、戦術機の性能を上げるプロミネンス計画の方が圧倒的に優先順位は高いと言える。

「効率だけを考えるのなら、ホワイトスター内……それも魔法球の中でやるのが一番手っ取り早いんだが、さすがにそんな事は出来ないしな」
「当然でしょ」

 論外だとばかりに、俺の言葉を切り捨てるレモン。
 まぁ、魔法球の中は技術班の巣窟に近いしな。そこに他の世界の者達を入れるのに拒否反応があるのは当然だろう。
 俺にしても、当然その辺は考えていない。一応という意味で口に出しただけだ。

「そうなると候補としては2つ……いや、3つか。俺達が作った基地、オーストラリア国防軍の基地、新たに専用の基地を作る。まぁ、新しく作るってのは可能性として少ないだろうな」
「でしょうね。今のオーストラリアは、少しでも多くの食料を生産する為に農地を増やしたいでしょうし。それを考えれば、新たに基地を作るというのはマイナスでしかない筈よ。何しろ、本来であればゲートを置いた場所にも農地を作る筈だったんでしょう?」

 レモンの言葉に肩を竦める。
 確かにそんな計画はあるって話だったが、ゲートを設置した場所は良く言って荒野でしかない。あそこを農地にするとなると、相当な苦労が必要だった筈だ。
 それを思えば、こっちに対して恩に着せる為に無い計画をあたかもあるかのように告げた……そんな風にも思えるんだけどな。

「っと、その前に。プロミネンス計画に関しては協力するというのを前提にして話を進めてたが、反対って奴はいるか?」

 その言葉に、誰もが笑みを浮かべる。
 どちらかと言えば、どこか呆れたようにも見える笑み。
 そんな中、スレイが小さく肩を竦めながら口を開く。

「話を聞く限りではオルタネイティヴ5とか言ったか? そっちよりも余程重要な計画に思えるがな」
「技術班としても賛成よ。元々この世界の戦術機に私達の技術を組み込むためにはある程度の改造が必要で、現在はその改造するパーツを全てシャドウミラーや他の世界からの輸出という形で賄っているわ
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