マブラヴ
0861話
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のはオウカとエキドナといったところか? ……ただ、エキドナの場合は技術班の暴走が怖いんだよな」
現状、エキドナは技術班の外付け良心やストッパーと言ってもいいような存在だ。もしエキドナがいなくなれば、技術班がいつ暴走を始めるかが分からない。あるいは、もし暴走を始めた時に止められない。
比較的常識人という意味ではセシルもそうだが、エキドナに比べるといまいち制圧力に不安があるし、何よりもロイドに引っ張られて暴走する事も少なくない。
最終手段の必殺料理が出れば話は別なんだが、セシル自体は自分の料理をそれ程不味いとは思っていないんだよな。
となると、残っているのは……
「オウカ、か」
自然とこの手の仕事が任せられるという意味ではオウカくらいしか残っていない。
だが、そんな俺の言葉を聞いてコーネリアは問題無いと頷く。
「実働班としてはオウカがいなくなるのは多少困るが、今回の依頼の件を考えると任せられるのはオウカだけだろうな。それで出発はいつくらいになる? それに合わせてこっちもスケジュールを色々と調整する必要が出てくるが」
俺の頼みにあっさりと頷き、視線をレモンへと向けるコーネリア。
その質問に少しの間考え、口を開く。
「……ギャンランドを使うって事でいいのよね?」
確認のために尋ねてくるレモンの言葉に頷く。
「そうなるとギャンランドにフォールド機関を詰め込む必要があるから……まぁ、魔法球を使えば数日も掛からないでどうにかなると思うわ」
この辺は魔法球の効果様々だな。技術班の能力もあるが、戦艦を改造するとなると普通は数日程度で出来る仕事ではない。
「ならバーナード星系の件に関してはこれでOK、と。ああ、勿論向こうでは何があるか分からないから、戦力は多めに連れて行くように言っておかないとな」
俺の呟きにコーネリアが同意するように頷き、口を開く。
「そうだろうな。調査する惑星がBETAに占領されていたなんて事になっている可能性もある」
「さすがにそこまでは無いと思うんだが……念の為だ」
実際、BETAに占領されているのならハイヴ同様に無残な姿を晒している筈で、もしそうであれば適合度AAの惑星とは認識しないだろう。
ともあれフォールドで移動する以上は何か危険があったらすぐに戻ってくる事も出来るんだし、それ程の心配はいらないんだけどな。
唯一不安なところがあるとすれば、フォールドはその特性上惑星近くでは使用出来ないって事だが……これにしたって、ある程度の距離を取れば全く問題は無い訳だし。
「さて、じゃあ次だ。はっきり言って、どちらかと言えばこっちが本命と言ってもいいだろうな。プロミネンス計画について」
ビルにしてみれば、オルタネイティヴ5(仮)
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