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『闇詩』
『名も無き君』

[8]前話

優しくない
誠実さもない
嘘ばかり
憎たらしい
正気じゃない

そんな君に
僕はいつも
興味津々で

笑って欲しくて
空を見て欲しくて
風を感じて欲しくて
海を眺めて欲しくて

心を軽くして欲しい
闇を吐き出して欲しい

そんなエゴを抱いたんだ
僕ならそんな人要らない

それでも君は僕を
必要としてくれた
それが僕にとって
救いだと解ってた


君は言った
『こんな僕でも
君を救えたかな?』
ありがとう

君は初めて僕に
『愛しい』想いを
教えてくれたね...

今でも空の上で
僕を見守って
くれてるのかな?



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