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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-4 シリカとピナ
Story4-1 シリカとの出会い
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はない。

悄然と視線を地面に落としかけたその時だ、


ガァァァ!!


背後より、モンスターの雄叫びが響き渡った。

「ッ!!」

シリカは、再び身を固くした。

この叫び、忘れるはずも無い。

シリカにとって大切な存在を奪ったドラゴンエイプのものだったから。


今度は直ぐに動く事ができた。

まだやらねばならない事があるからだ。

――幾ら12も上の層とはいっても、諦めないから!








そんなシリカの動きをキリトが制した。

「大丈夫。落ち着いて」

耳元でそうささやく。

シリカは普段なら、男の人にそんな事されたら、それこそパニックになるのだが。

背後を見てみると、もう1人が、また来たドラゴンエイプの群を造作も無くなぎ払っているのが見えた。

「キリト、話はすんだか?

とりあえず、町へと戻った方がいいだろ」

剣を鞘にしまうと、再び戻ってきたシャオン。

「あっ、あなたたちはっ?」

シリカは驚きを今回は隠せない。

先ほども助けてもらった。

だけど、気をしっかりもてなかったから、はっきりと覚えていないのだが………

今回ははっきり見えた。

この層でも最強クラスのモンスターをいともたやすく、葬っていたその実力を……

「な、何度もありがとうございます」

シリカは再び頭を下げた。

「別にいいよ。キリト、バトンタッチ」

「了解」

キリトはそう言うとシャオンと交代し、あたりを視渡していた。

「だいたい聞いてたから、話を戻すけど………


実費をもらえれば、俺が行ってきても良いんだけどな。
使い魔の主人が行かないと肝心の花が咲かないんだ」

シリカはその優しい言葉にちょっとだけ微笑むと、

「いえ、情報だけでもありがたいです。ほんとにとても。がんばってレベルを上げればいつかは」

「それは駄目なんだ」

キリトがそばにまで来ていた。


「蘇生が可能なのは死亡から3日以内。それ以降は
心が浄化、変化し、形見に変わってしまう」

「っ、そ、そんなっ………」

シリカは思わず叫んでしまう。

彼女のレベルは44。

仮にこのSAOが通常のRPGだった場合、各層の適正レベルはその数字と同じだとわかりやすいのだが……

デスゲームと化したSAOの安全マージンは層の数字+10の数字。



それは確信はない事だったが、間違いでもない。

これまでの経験からも判明したのだ。

その情報はアルゴから各プレイヤーに渡った。





だから、シリカも知っていた。

つまり、47層に行こうと思ったら、最低でもレベル55に達さな
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