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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-9 無限の加速
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「D隊!爪に攻撃して攻撃を防げ!」

ヒースクリフが、そう叫ぶ。

「了解だ!」

「OK!」

シャオンが懐に飛び込んで相手の爪を弾くと、

「フローラ、スイッチ!」

パートナーに指示を送る。

「はぁぁぁぁぁあ!!」

フローラの片手剣スキル2連撃技〔バーチカル・アーク〕が相手の右爪に当たり、その後ろから

「いっけぇぇぇ!!」

シャオンの片手剣スキル3連撃技〔デルタ・ストライク〕が追加で右爪に当たり、右爪を破壊する。


ガアァァァ!!!


そのままボルティックウルフは横飛びをする。



しかし、その先にいたキリトとアスナ。

「はぁぁぁっ!!」

キリトが片手剣スキル4連撃技〔バーチカル・スクエア〕を左爪に放ち、アスナが細剣スキル3連撃技〔デルタアタック〕を放ってそのまま左爪を破壊する。


グルアァァァ!!

ボルティックウルフは負けじと電気のブレスを吐いてくる。

「ヒースクリフ!全員下げろ!」

「了解した。全員下がれ!」

シャオンの声でヒースクリフが指示し、全員その指示で下がった。
電気のブレスは誰にも届かず消滅した。

「B隊E隊、攻撃開始!」

再び、攻撃を開始した。

















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















時間がたち、戦いは終盤に差し掛かっていた。

ボルティックウルフは爪と毛皮の一部をレイドパーティーに破壊されていた。









そして、5段目のHPバーが赤く染まったその時

グルアァァァッッッ!!


体が赤く変色した。

「情報どおりだ!A隊F隊、スイッチしつつ攻撃!」

ヒースクリフは的確な指示で隊を動かす。

すると

ガアァァァ!!!

回転しながらブレスを吐いてくる。



変則的な動きのせいで何人かが麻痺を喰らったようだ。

そのなかにフローラもいた。

「くっ………」

「あわてるな!!残りで攻撃を再開しろ!!」

しかし

「!」

フローラの目の前には、ボルティックウルフの巨体。

「ぐはっ………」

フローラのHPが削り取られる。



吹っ飛んできたその体をうまく受け止めるシャオン。

「おっと」

「あ、ありがとう」

「礼には及ばないさ。


ヒースクリフ!あのブレスを防いでくれ!

その隙に対策をする!」

「了解した」

グルアァァァ!!


それに答えるように、電気のブレスをヒースクリフに向かって吐いてきた。

「ふっ!
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