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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-3 転機の連続
Story3-9 無限の加速
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第3者side
シャオンとフローラは今、迷宮区にいる。
48層Boss戦のため、キリト、シャオン、アスナ、フローラの四人で初めてレイドパーティーを作っている。
しばらくして、四人を含む大人数のレイドはBossの玉座がある部屋の前にたどり着いた。
その事でメンバー全体に緊張が走る。
シャオンは簡単な確認を行った。
「いいか、今回のBoss、ボルティックウルフの特徴は、黒くて硬い体と雷を纏った攻撃。
あと、麻痺を起こす技を使ってくる」
「分かってる」
そう話す。それにフローラが付け足す。
「さっきシャオン君が言ったとおり、相手の体は硬い。だから、胴体の部分は攻撃しても貫けないよ。ダメージが通るのは顔だけだからね」
「そこは大丈夫」
キリトは話を聞きながらここまで見てきたフローラの攻撃に少し敬意を示していた。
フローラの戦闘を間近で見るのは今日が初めてだったのだ。
――ここまでの雑魚戦でも見ていた。
あれだけ軟らかい攻撃で与えるダメージは相当な量だ。
きっと、弱点を的確に突く術をシャオンから教えてもらったんだろうな。
今回初めて戦闘を見たけど、攻略組の中でもフローラはかなりハイレベルなんじゃないかな
「じゃ、みんな行こうぜ」
シャオンは笑うと前を向いた。
そして、四人は進みだした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ゴォォォ
扉を開くとその先は非常に広い空間。
一歩、一歩と進むと空間が明るくなる。
そして
ガルルル
奥に居座っていただろう第48層フロアボス≪ボルティックウルフ≫がありえない距離を跳躍で飛び掛ってきた。
「攻撃、開始!!!!」
『うおおおおおおおおお!!!!』
48層Boss戦が始まった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
Bossとの戦いは、HPバーも殆ど減っていない序盤。
血盟騎士団団長ヒースクリフを中心に統率されたこのレイドの連携はBossを寄せ付けなかった。
「A隊B隊!スイッチ!」
ヒースクリフは全体を見渡し、プレイヤーの残りHP、
そして、敵のスキルをも確認してそして的確な指示を送る。
ガルルル
暴れ狂うボルティックウルフ。
だが、統率され、機械的ともいえる精度の連携を崩すまでには至らなかった。
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