戦闘用の使い魔ってなんで少ないんだろうな?
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ろう」
「ありがとうございます。でも、お世話の方はどうしましょう?」
「基本は冥界の方に居るから問題無いが、騎乗の練習も必要だったな。なら、ここを好きに使ってくれてかまわない。結界も敷いてあるからチョコボを見られる事もない。あとは、モグが詳しそうだから手伝って貰うと良い。それからこれが鞍と鐙と手綱だ。一人でも騎乗出来る様にならないとな。しばらくはオレも練習を手伝おう」
「はい、がんばります!!」
アーシアに指示を出しながら一緒に鞍などをチョコボに装着していく。準備ができればいよいよ騎乗だ。
「まずはチョコボに伏せてもらおうか」
「はい、お願いします」
「クエッ」
アーシアがお願いをするとチョコボが伏せてくれる。それでもチョコボの背はまだ高い。
「次は鐙に足を掛けて手綱を持つ。そのままゆっくりと跨がればいいが、無理そうなら一度背中に足を置けば良い。その際は声をかけてやれ」
「はい。すみません、乗りますね」
アーシアはゆっくりと声をかけてからチョコボに跨がる。アーシアが乗ったのを確認するとチョコボはひとりでに立ち上がる。
「鐙をしっかりと踏んで体勢を整えろ。その状態で外側から内に向かって軽く蹴れば走り出す。今日は乗る事と歩かせる事に慣れる所からだな。軽く蹴って、手綱も軽く引けば速度を落としてくれる。言葉で伝えるのは最後の手段だ。いずれは足だけで自由自在に走らせれる様になる」
チョコボの横に立ち、歩く様に促す。そのまましばらくの間、アーシアに付き合って30分程歩いた所で本日の練習は終了だ。騎乗は意外と体力と筋肉を使うからな。慣れてないだろうから余計に変な所の筋肉を使って筋肉痛になるだろう。
「これからもこまめに練習に来る様に。リアス、夏休みには冥界に帰るんだろう?」
「ええ、そのつもりよ」
「なら、走るのは夏休みの時でいいだろう。今はチョコボの騎乗になれる事を優先だな。それから最後に」
魔力で陣を形成してアーシアとチョコボの間にラインを形成する。
「これで使い魔の契約は完了だ」
「えっ、今まで契約無しで乗ってたの?」
「ああ、言っただろう。頭が良いって」
契約も無しに魔獣が素直に言う事を聞いているのにリアスが驚いているが、魔獣と言っても動物と変わらないんだ。ちゃんとした調教を施せば契約など必要無いのだ。
「さて、今日は良い魚を仕入れている。食べていくだろう?」
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