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ハイスクールD×D 雷帝への道程
戦闘用の使い魔ってなんで少ないんだろうな?
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が、最終的に生き残れば勝ちなんだ。ゲームに勝つには相手の王を倒せば良いんだ。戦場でもそれはあまり変わらない」

そして、とうとうシュナイダーの渾身の蹴りがリアスを捉えた。

『リアス・グレモリー様、リタイアを確認。このゲーム、ゼオン・ベル様の勝利です』









ゲーム終了後、治療室に居るリアス達の元に移動する。

「ゲームの感想はどうだ?」

「……あれが、普通なの?」

「ローウェルやサイアスはいつもあんな感じだ。それとオレの対策マニュアルを作っている連中だな。それ以外の奴はオレと戦っても勝つ気がないのか必死になる事はない。どうだ、必死になって襲ってくる者を相手にするのは」

「怖かった。今までもはぐれを狩ってきたけど、今日のシュナイダー以上に怖い相手なんて居なかったわ」

ベッドの上で震えるリアスを優しく抱きしめてやる。

「はぐれのほとんどは変に知能を持つ所為で危機感が薄い奴が多い。シュナイダーもそうだったが、一度過酷なサバイバルをさせて野生を思い出させた。その結果があの最後の猛攻だ。これからリアス達が相手をする中には殆ど居ないだろうが、たまに覚悟を決めて恐ろしく強くなる奴も居るだろう。いきなり出会えば今日の様になっていたかもしれん。それを覚えておいて欲しい」

優しく髪を梳きながら語りかける。

「ええ」

「これからも出来る限りオレも傍には居るが、居ない時もあるからな。だから、耐えると言う事も覚えて欲しい」

「耐える?」

「色々な物に耐えるんだ。今回の様に敵意に怯える事もあるだろうし、敵が挑発する事もあるだろう。それに耐えて冷静に動かなければならない時が来るはずだ。選択を迫られたとき、そこにはギリギリまで時間を引き延ばすのも一つの選択だ。まあ、悪手の場合もあるがな。そこは経験を積むしかない。もしくはオレの様に力づくでどうとでも出来るだけの力を身につけるかだ」

「力づくって」

「強大な力は物事をシンプルに運ぶ事も出来る諸刃の剣だ。後の事を考えないのなら全てを壊せば良い。後の事を考えないならな。後の事を考えると中々振るえないのがオレの全力だ。だから、これをリアスに託す」

懐に納めているケースからそれを取り出してリアスに握らせる。

「えっ?」

「戦いに恐怖を覚えた今なら使いこなせるはずだ。オレと言う強力すぎる見せ札。それの使いどころを間違える事はないはずだ」

「これって、女王の駒」

「オレの女王の駒だ。好きに使うと良い」

リアスは少し悩んだ後、オレの女王の駒を自分のケースに収める。それを見て苦笑する。まあ、好きに使えと言ったからな。

「これからは色々と若手悪魔との交流も増えてくるだろう。気圧されない様に頑張れ、リアス
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