戦闘用の使い魔ってなんで少ないんだろうな?
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て、本体であるシュナイダーが防御の薄い後衛の三人に喰らいかかる。
「これで終わ、何!?」
イッセーの魔力が高まったと思えば、一瞬にしてシュナイダーのディオ・エムル・シュドルクが強制的に解除された。シュナイダーも動揺したのか、距離を一気に離していく。
「何が起こった?」
式髪を放ち、様子を確認する。シュナイダーには雷撃で胴体部分が焼けこげている部分がある。朱乃の魔術だろう。白音と祐斗は軽度の火傷、それから朱乃が魔力不足にイッセーが左手を骨折か。リアス達は各自ポーションやエーテルを飲みながら移動している。アーシアが抜けた穴はモグがカバーするのだろうな。聖槍にステルスマントにプロテクリングにリフレクリングか。相変わらずの重武装だな。
最初からモグが居ればアーシアもなんとか出来ただろうに。まあ、オレがリアス達の力を見る為にと言っていたからな、仕方ないだろう。
生徒会室に戻ってきたシュナイダーをサイフォジオで治療する。それが終わってから何があったのかを確認する。
「イッセーに殴られたら強制的に剥がされた?」
「メルメル、メ、メルメルメル」
「イメージ的には留め具を壊されて解け落ちていった感じか。なるほど、興味深い。術式破壊の魔法か。サイアスが見ていれば色々と解析してくれたんだろうがな」
昨日少し話しただけなのにそれを形にして見せたか。思考がかなり柔らかいな。おそらくだが、オレの魔術運用方に最も長けているだろうな。オレが仕込みたいと言う気持ちもあるが、少しの助言で自由に成長していく方がイッセーの為になりそうだな。
となると今代の白龍皇、奴は邪魔だな。
治療が終わったシュナイダーは再び生徒会室から飛び出していき、今度は接近せずに遠距離から炎や風を飛ばして攻撃する方向に変えたのだが、それらは白音に贈った手甲と脚甲によって弾かれて決定打にならない。
何を考えたのか、シュナイダーは地面へと降り立ち、ディオ・ジキル・シュドルクを展開する。そして全力で駆け始める。それに対するのは白音とイッセーのコンビだ。イッセーがディオ・ジキル・シュドルクを剥がして白音が攻撃を決めるつもりなのだろう。だが、考えが甘いな。経験の差がここに来て出て来たか。
イッセーがシュナイダーを殴ると同時にディオ・ジキル・シュドルクが解除され、そのまま二人を強引に跳ね飛ばしながらリアス達に突撃する。驚きながらもリアス達は迎撃を行う。だが、不完全なシュドルクを使ってダメージを抑えつつリアスを集中的に狙う。イッセーに何度もシュドルクを剥がされながら、ダメージを負いながらも執拗にリアスだけを狙い続ける。その気迫にリアス達が精神的に押され始める。
「そうだ、シュナイダー。見せてやれ、お前の中に眠る野生の力を。どんなに傷つこう
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