戦闘用の使い魔ってなんで少ないんだろうな?
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と思われる神器が二つも見つかり、使い魔の森は別の世界と繋がり、何より大戦期の不満が爆発しかかっている。確実に事が起こってしまう。オレ一人では全ての争乱を潰すことは出来ても、事前に潰しきることが出来ない。確実に事は表面化する。
これでリアスが守られるのを良しとする性格なら簡単だった。すぐにでもグレモリー家に婿入りしてリアスも眷属もまとめて傍で守ってやれば良い。だが、リアスはそれを望まない。オレが押さえつけないといけないのかもしれない。だが、オレは自由に生きるリアスの事が好きなのだ。
誰かに間違っていると言われればそうかもしれない。これはオレの我が侭なのだ。その自分の我が侭に腹が立つ。なんというジレンマか。ストレス溜まるなぁ。またストレス発散に大規模彫刻でもやるか。ローウェルが新しい映画の舞台を欲しがってたから、それでも作ろう。
クリアが最終決戦で用意していた様に術を乱発して作る大規模彫刻はベル家のオレが管理する区域の観光名所だ。他にもマントだけで作った物や、素手だけで作った物などもある。最初は作るだけ作って放置していたのだが、領民から観光名所として宣伝したいと言われ、管理の一切を任せている。
一番細かく丁寧に作り上げた建物はホテルとして使われてそれが話題になり、増設した上でカリナの伝手で上級貴族にも対応出来る人員を育て上げた。そして、ローウェルがプロデューサー兼監督を務める映画の撮影現場も用意した事で倍率でドン。更に観光客目当てで色々と冥界の企業が進出してきて開発ラッシュも起こった為に税収が10倍を軽く超えてしまった。オレと元から居た代官だけでは捌けなくなったのでサイアスの方から使える人員を紹介して貰い、人間界の方からも妖怪の大将に種類仕事に使える妖怪を借りて、何とか領地を廻している。
『リアス・グレモリー様の僧侶、リタイア』
考え事をしていたうちに戦況が動いたようだ。思考を戻して魔力を正確に感じ取る。木場は禁手化をしていて白音と共に盾になりながらリアスと朱乃とイッセーが後退中、シュナイダーはディオ・ギコル・シュドルクを展開中か。
木場の炎精傭兵団で炎に属性を固定させようとしたのだろうが、ディオ・ギコル・シュドルクに対抗出来なかった、いや、違うな、奇襲でアーシアを倒して炎精傭兵団からの炎を防ぎつつ、足止めを狙ってのディオ・ギコル・シュドルクか。
滑る様に廊下を駆け抜けて壁を粉砕し、空を駆けながらディオ・エムル・シュドルクに変更。校舎自体を炎で炙り始める。大胆で分かりやすい死がリアス達に襲いかかっている事だろう。
リアスの魔力が高まり、炎の一部を吹き飛ばして全員が外へと飛び出し、そこへシュナイダーが突撃する。白音と祐斗の二人掛かりでそれを止めようとするも、炎で作られた分身をぶつけられて足が止まる。そし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ