暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-5 ビーター
[1/8]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第3者side



Bossとの戦いは、HPバーも殆ど減っていない序盤だが、ディアベルを中心に統率されたこのレイドの連携はすばらしいものだった。

「A隊B隊!スイッチ!」

ディアベルは全体を見渡し、プレイヤーの残りHP、敵のスキルをも確認してそして的確な指示を送る。


グルァァァ!!


暴れ狂うイルファング・ザ・コボルド・ロード。

だが、統率され、機械的ともいえる精度の連携を崩すまでには至らなかった。

「今だ!E、F、G隊!センチネルを近づけさせるな!」

ディアベルが、そう叫ぶ。

「了解だ」

「OK!」

イルファング・ザ・コボルド・ロードを守ろうと、他の隊に攻撃を加えようとしているセンチネル二体を奇襲攻撃した。


キリトが武器を弾くと

「今だ!スイッチ!」

パートナーに指示を送る。

「一匹目!!」

アスナは素早く距離を詰めると、レイピアの速度を最大限に活かした突き。リニアーを放つ。

その速さは驚異的で、剣先が見えず、そして何より正確に鎧を覆っていない場所を貫いた。



シャオンはキリト同様にセンチネルの武器を弾き、
弾いた位置からクイックモーションで剣を回して首もとに斬り込む。

「二匹目、終わりっ!」

シャオンのその太刀筋はアスナと似たり寄ったり。
太刀筋が異常に速い。

「アスナは素人かと思っていたのに、剣先が見えない。凄まじい手錬れだ。
それにシャオンもスピードが前より早くなってる」

キリトも改めて驚いていた。

――アスナは少し前まではスイッチも知らない素人だったのにな



Bossのとりまきは通常の敵モンスターより遥かに強いが、ものともしていないのも素晴らしかった。

3人と言う少し人数の少ないパーティはセンチネルをものともせず、次々と粉砕していった。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















そして、戦いも終盤に差し掛かっていた。

センチネルは、キリト・アスナ・シャオンのパーティでほぼ一掃される。

たとえPOPしたとしてもすかさずだ。

それが嬉しい誤算だったようで、他の隊は全員Bossに集中できていたのだ。








そして、4段目のHPバーが赤く染まったその時


グルル………ガアァァァ!!!



持っていた武器・盾を投げ捨てた。


それを見た全員は、うすら笑う。この行動も知っているからだ。

「情報どおりみたいやな」

キバオウも笑っていた。

本当にあと一息のところまで来たの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ