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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-5 ビーター
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エギルも来ていた。
「違うって。みんなの勝利だ。皆が抑えてくれかったら、絶対こうはいってなかったよ」
「いや、ほんとにすげーよ!お前ら!」
「助かったぜ!!ありがとう!!」
「そうだそうだ!よっ!名剣士コンビ!!」
皆が拍手を送ってくれた。
その時……
「なんでやっっ!」
叫び声が聞こえてきた。
その声の主は………
「何でディアベルはんを見殺しにしたんやっ!!」
目に涙を溜めたキバオウだった。
そして、ディアベルと共に戦っていたグループも皆暗かった。
当然だろう、失ってしまったんだから……
「み、見殺し?」
キリトはそう聞く。
「そうやろがっ!アンタらはBossの攻撃しっとったんやないか!その情報があればディアベルはんは死なずにすんだんや!」
叫びが響き渡る。
もう、拍手喝采はなくなっていた。
「そうだ!お前!元Bテスターだろっ!あの変な情報もあった!それにそっちの奴だって!情報を知ってて隠していたんだ!だから、攻撃パターンとか知ってて倒せたんだろ!」
シャオン、キリトを見てそう叫ぶ。
だが、疑問を投げかけるプレイヤーもいた。
「でもよ、昨日配布された攻略本にのっていたボスの攻撃パターンはBテスト時代の情報だ。って書いてあっただろ?彼が元テスターだって言うのなら、寧ろ知識はあの攻略本と同じじゃないのか?」
「そ、それは……」
押し黙ってしまった。
だが、ディアベルと共にクリアを目指していた曲刀使いは憎悪溢れる一言を口にした。
「あの攻略本が嘘だったんだ!アルゴって情報屋が嘘を売りつけていたんだ!アイツだって、元Bテスターなんだ、タダで本当のことなんか教えるわけなかったんだ!」
――まずい、この流れは……
キリトは危惧した。
この場で、自分だけが糾弾を受けるのならまだ良い。
その矛先が他の元テスター、アルゴ達の様なプレイヤーにまで及んでしまえば……
敵意が暴走すればそれこそ魔女狩りのような状況になってしまう。
――どうすれば良い?何を言えば収まってくれる?
謝罪か? ……いや、駄目だ。他のプレイヤーにまで上る
考えを張り巡らせていたその刹那。
シャオンが肩を叩いた。
そして、目を見た。
「キリト。考えるよりも行動する方が早いときもあるんだよ………
巻き込んでも、いいか?」
「俺とお前の仲だろ、シャオン」
「助かる。俺1人じゃちょっと無理だからな」
シャオンは移動していく。
その先には、今までずっと我慢して聞いていた2人。
この中で誰よりもこの戦闘の功労者は誰なの
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