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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-3 初のボス戦へ
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そう言った。
「アルゴ、鼠のアルゴ。オレ、知っているぞ」
「ああ、料金は高いが信頼できる情報屋の……」
「知らない奴はいないんじゃないか?」
「それに、アイツのなら、十中八九………」
周りのメンバーは信じられるようだった。
「最後に言っとく。
このゲームはもう元Bテスターとかいうすべてのアドバンテージは一切通用しない、と考えた方がいい。
生き延びる為に、クリアする為に、何が必要なのか?それをここで真剣に話し合った方がいいと思う」
シャオンはそう言って座った。
「オレも1つ発言良いか?」
シャオンの後、スキンヘッドの大男が手を上げた。
「ああ」
ディアベルは、返事をする。
「キバオウさん。オレはエギルという者だ。オレも1つさっきの彼の発言に付け加えたい。このガイドブック。知っているか?」
「な、なんや!それくらい知っとる!道具屋においてあったヤツやろ?それが何や!」
キバオウはバツが悪くまだ、シャオンに対し睨みをきかせていた。
エギルは続ける。
「これは、元Bテスターが配布していたものだ。それも無料でな?いいか、情報は誰にでも手に入れられたんだ。そして………」
エギルは、もう1つの少し大きめの本を取り出す。
「これは、皆も知っている、鼠のアルゴから買い取ったものだ。
値ははったが、この1層目に関しては、モンスターのありとあらゆる情報、その危険性。クエストについて、それらが記載されていた。
いくつか、試してみたが間違いのないものだった。正直金銭価値以上のものだったよ。これに命を助けられたと言っても良い程だ」
そう言って、皆にみせる。
「それほどの………」
「たしか、あれって1000コルだろ?高いって思って、買わなかったけど……」
「マジかよ……」
その本には皆が興味を持っていったようだが、エギルが言うように、値は張るため手を出していなかったようだ。
「流石にBossの情報はなかったが、第1層については絶大だと思う。
この本に関しては、見たいやつには後で見せてやる。勿論金銭なんか取りはしない。
これ程の物があったのにも関わらず、たくさんのプレイヤーが死んだんだ。その理由はオレは、彼らがベテランのMMOプレイヤーだったからだとオレは考えている。自身の経験だけでプレイし、引くべき点を見誤った。
だから、彼の言うとおり、オレも今後の事を真剣に話し合った方が良いと考えているんだがな?」
皆、異論はない。
そう言っているように見えた。
「うぎぎ……へん!」
キバオウは、もう何も言えなくなって、下がって座り込んだ。
エギルもそれを確認すると同様に座った。
「ふぅ………」
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