暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
野生の戦士と怪人体と動き出す仮面
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ね・・・」

変身を解き、アマゾン達にユキは駆けよる。

「ユキ、俺、アマゾン。トモダチ」

「茂さんから聞いてます。知ってますよ、アマゾンさん。コレ、ですよね」

両手を組み、小指を立たせる。

アマゾン特有の「トモダチ」のポーズだ。

アマゾンはキリト達の方に向き、彼らにも友達のポーズをとる。

「キリト、リーファ、皆、トモダチ!」

「おお?お、おう」

キリトがポーズをとるとアマゾンは笑い、白い怪物へと駆け寄る。

「あの・・・キリトさん、何で戦闘してたんですか?」

「いや・・・アマゾン?でいいのか?まぁ、アマゾンが駆け寄ってるやつを助けるために戦闘になってな・・・そしたらオークとかいう奴が来て怪人たちがウンディーネの味方してな。それでこんなことになったんだ」

「・・・それでオークは」

さあな、とキリトは言った。

「怪人を置いてどっか行っちまった」

「そう、ですか・・・」

ユキが暗い顔をしたのをキリトは見逃さなかったが、アマゾンが後ろから言った。

「ユキ〜!トンキー、乗れって言ってる!」

暗い顔を一瞬で笑顔に戻し、ユキはアマゾンとリーファ達がいる所へと走って行った。

アイツに何があったのだろう?

アイツは自分で話そうとしない、言えと言っても言わない。

アイツは何を背負って戦っているのだろう?

傷だらけの血まみれで、そこまでしてアイツが戦う意味はあるのだろうか。

大丈夫だろうか。あのままだとユキはきっと潰れてしまうだろう。

宿で聞いてみよう。

キリトはそう思い、トンキーの方へと向かった。



 世界樹

「これは・・・」

アスナは息をのんだ。

須郷が作り出した歪んだ世界。

そこから抜け出すために。そして偶然通りかかった部屋そこにあったもの。

巨大な人の脳。

パネルにはTeller等様々な感情が表示されている。

「なんてひどい事を・・・」

須郷に所業に絶句する中、足音がした。

物陰に隠れて足音がした方を見た。そこから現れたのは――――――

「仮面・・・ライダー!?」

ユキが変身していたはずの者がなぜ―――――――?

動揺する中、周囲を見渡す。黒い立方体が浮かんでいた。

アスナはそこへ音を立てない最大速度で移動。

タッチして操作を開始する。転送のボタンを見つけ、タッチ。

さらに操作してついに見つけた。ログアウトボタン。

タッチしようとした瞬間。

ぬるりとした触手がアスナの手を捕えた。

「っつ!!」

ナメクジのような姿をした化け物が二人立っている。

「ねぇ君何してんの〜」

粘ついた声がアスナの耳に響
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ