第18話 青い春を生きる君たちへ
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終わりました。この小説を書くに当たって、盛り込もうとしたテーマはいくつかあって、
@学校生活で感じるような上下の関係に、根拠なんてないこと
A疑わない事イコール肯定などではないこと
B近づいたと思ったら、すぐまた遠くに行ってしまうような、他者との距離感。前進と後退を繰り返しているような、青春のもどかしさ
大体こんなもので、それをどれだけ上手く表現できたかは不安ですが、私個人としての全力は尽くしました。
ハッピーエンドを望む声も頂きましたが、私個人としては、ハッピーエンドに実感を持つことがとてもできず、よって、書くことはできませんでした。私にとっての青春とは、そういったものだったのです。ぬか喜びと自己嫌悪の繰り返し、という、葛城ミサトの台詞がピッタリでした。結構、甘美なシーンも入れたつもりですが、それらは全て、奪われる為にありました。もどかしさこそが、私の青春の本質でした。
ただ、青春は、人生の一ページに過ぎないという事です。そこに人生のピークが来る人も居れば、来ない人も居るでしょう。ピークがそこに来なくても、腐らずに前を向いて、来るべきピーク目指して生きるのがあるべき姿でしょう。ないものはない、与えられないものは与えられないのだから……しょっぱい青春は、しょっぱい青春として、今後に活かすべきでしょう。
説教くさくなってしまいましたが、私の青春の実感を物語に込め、最後まで書き上げられた事を嬉しく思います。本当にありがとうございました。
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