第四十話 大好きという言葉
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ヴィスエンジェモンは大好きな人を目の前で傷つけられた怒りで狂暴化してしまいもはや人でもデジモンですらもない、何かどす黒いものへと変わってしまったなっちゃんを見る。
クラヴィスエンジェモン[何と醜悪な…やはりお前は生かしてはおけん。正義の名のもとに排除する]
クラヴィスエンジェモンはなっちゃんに鍵による一撃を加えた。
まともに受けたなっちゃんは痛みに絶叫するが、クラヴィスエンジェモンは容赦なくなっちゃんに攻撃を加えていく。
大輔「止め…ろ…」
微かに出た声にも構わず、クラヴィスエンジェモンはなっちゃんの身体を斬り裂いた。
斬り裂かれたなっちゃんは断末魔の叫び声も上げられず、倒れた。
大輔「なっちゃ…ん…」
受け入れ難い現実に身体を震わせる大輔。
ブイモンも同じで怒りの形相でクラヴィスエンジェモンを睨んだ。
ブイモン[お前…よくもなっちゃんを!!あんなに…素直ないい子を!!許さねえ!!]
クラヴィスエンジェモン[分からん奴らだ。よいか?正義と秩序のためならば些細な犠牲など構わんのだよ]
その言葉に大輔とブイモンがキレた。
大輔「黙れ…」
ブイモン[正義なんて言葉を簡単に口にするんじゃねえ!!]
D-3から凄まじい光が放たれた。
D-ターミナルのデジメンタルの保存箇所に、複数のデジメンタルが追加。
大輔「デジメンタルアップ!!」
ブイモン[ブイモンアーマー進化!熱き愛情!セトモン!!ヒートストーム!!]
セトモンにアーマー進化すると凄まじい熱を持った嵐がクラヴィスエンジェモンに炸裂する。
あまりの威力にクラヴィスエンジェモンの身体が浮き上がる。
大輔「アーマーチェンジ!!ハニービーモン!!」
ハニービーモン[ポイズンパウダー!!]
クラヴィスエンジェモン[ぐっ…これは毒か!!?]
ハニービーモンは攻撃力こそ低いが、必殺技の毒粉は相手の動きを封じることが出来る。
毒の影響で動きを封じられたクラヴィスエンジェモンの表情には焦りが浮かんでいた。
大輔「アーマーチェンジ!!マグナモン!!」
大輔はブイモンが進化するアーマー体で間違いなく最強の形態を叫ぶ。
クラヴィスエンジェモン[マグナモンだと!!?あの、ロイヤルナイツの守りの要…]
マグナモン[なっちゃんの仇だ…どれだけ泣いて詫びようが容赦はしない!!]
クラヴィスエンジェモン[ほ、ほざくな…いくらロイヤルナイツであろうとも所詮は紛い物の進化…正当の進化を遂げた私の敵ではない!!ザ・キー!!]
マグナモン[マグナムパンチ!!]
クラヴィスエンジェモンの渾身の一撃をマグナモンは拳で殴り砕いた。
クラヴィスエンジェモン[なっ!!?]
唯一の攻撃手段である鍵を破壊されたクラヴィスエンジェモンの表情に絶望の色が浮かんだ。
しかし、呆然とする時間を与える程、大輔
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