暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0860話
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場所に移住するとなると、前からそこに住んでいる住民と騒動になる可能性が高い。しかもアクセルの話によると、どの世界もこの世界よりも技術的には先を行っているんだろう? なら、それでもし衝突したりした場合、私達が色々な意味で危険になりそうだしね」

 小さく肩を竦めるビルに、不満そうな表情を浮かべる軍人達。
 この辺の違いは分からないでもない。アメリカ軍の軍人としては、当然自分達の生み出した戦術機という存在に自信を持っているのだろうし。
 ……けどなぁ。MSの中でも最低性能に近いストライクダガーやジンと比べても圧倒的に戦術機の方が低性能だし、KMFにしてもガン・ルゥより若干上といった程度では、贔屓目に見ても第4世代のKMF相当といったところだろう。ヴィンセント・ウォードやガレスといった現在の主力KMFでもある第7世代にはどうあっても及ばないし、マクロス世界のVFに関しても性能差が大きすぎる。
 唯一戦術機で勝てる可能性があるとすればネギま世界だが、向こうには生身で戦術機を圧倒できるだろう戦力を持つ魔法使いがいるし、修羅も存在している。

「……で、つまりそっちは俺に何を要請したいんだ? 単刀直入に頼む」
「そうだね、ここまで前置きが長すぎた。では、アクセルの要望通り手短にいこう。オルタネイティヴ5というのは、先にも言ったように人類という種を存続させるための計画だ。いや、まだ国連では正式な認可を受けていないがね。ともあれ、人類には退避先が必要なんだが……つい先日NASAが無人大型探査機イカロス1の信号を受信した。それによると、蛇遣い座のバーナード星系に適合度AAの地球型系外惑星を発見されたらしい」
「……ほう」

 マクロス世界でも移住するのに最適な惑星を見つけるというのは色々な意味で難しい。それをこの世界で成し遂げるとはな。
 もっとも、テラフォーミング技術に関してはマクロス世界の方が圧倒的に進んでいるのだろうが。

「避難先の惑星が見つかったのは確かにおめでたいな。で、それで俺達に何を求める?」
「君達シャドウミラーには、転移技術があるだろう? 出来れば、それを貸して欲しい。……それが無理なら、せめてその惑星に対しての調査を行って欲しい」
「……なるほど」

 俺達が使っているシステムXNではバーナード星系まで転移するのは難しいだろうが、幸いにしてマクロス世界でフォールド技術を入手している。それを使えば、バーナード星系まで出向くのもそう難しくはないだろう。だが……

「確かに俺達の技術があれば、先行偵察は可能だろう。だが……正直な話、俺達シャドウミラーがいたとしても、BETAに勝てるという自信が無いのか? そうだとすれば、随分と俺達が甘く見られたものだが。……どうだ、何ならどこかのハイヴを攻略でもしてみせるか? そうだな、
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