第2章 風神竜と謎の男
第8話 圧倒的な力
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このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、このカードを墓地から特殊召喚する。
相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手フィールド上に存在するカードを2枚まで選択して破壊する事ができる。
「更にもう1枚の伏せカード、《暗黒界の取引》を発動。お互いのプレイヤーはカードを1枚ドローした後、手札からカードを1枚墓地に捨てる」
《暗黒界の取引》
魔法カード
お互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
2人は共にカードをドローし、自ら選んだカードを墓地に捨てる。
「そして再び、捨てたカードの効果を発動。ゴルド同様、手札から捨てられた時にフィールド上に特殊召喚できる。出でよ、《暗黒界の軍神 シルバ》」
両手に剣を逆手に握った、銀色の体を持つ悪魔が、黄金の悪魔の隣に並び立った。
《暗黒界の軍神 シルバ》
☆☆☆☆☆ 闇属性
ATK/2300 DEF/1400
【悪魔族・効果】
このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、このカードを墓地から特殊召喚する。
相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手は手札を2枚選択して好きな順番でデッキの下に戻す。
「攻撃力2300のモンスターが……2体……」
「バトルだ。2体のモンスターで、貴様へ直接攻撃を行う」
おぞましい形相の2体の悪魔が、遊雅に襲い掛かる。
2本の剣と大斧の連続攻撃によって、遊雅は後ろへ吹き飛ばされてしまった。
「うわぁっ!!」
南雲 遊雅
LP/4000→LP/0
「ふん、他愛もない。さぁ、大人しく風神竜のカードをこちらに渡せ」
「くっ……だから、今は持ってないって言ってるだろ……!」
「あくまでも世迷言を抜かし続けるつもりか。ならば無理にでも奪わせてもらうぞ」
男は遊雅に近づき、デュエル・ディスクから強引にデッキを奪い取った。
「くそっ、返せ!!」
遊雅の静止も聞かず、男はデッキの物色を続ける。
強引に取り返そうと考えた遊雅だったが、どういうわけか体が言う事を聞かなかった。
まるで、ソリッドビジョンではなく実体から攻撃を受けたような、そんな感覚で、体は重々しくまるで動かせない状態だ。
「なにっ、まさか本当に……!」
デッキの物色を終えたのだろう。男は悔しさのような、怒りのような感情を露わにした。
「くっ、風神竜はどこだ!答えろ!」
「へっ……、誰が、答えてやるもんかよ……」
「貴様っ……!!」
ようやく見えた男の顔は、先程の2体の悪魔にも引けを
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