1巻
一真達との和解×仲間達の自己紹介
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で一真の味方が来なかったら死んでたかもしれないのだから。そう思うと、どうしようもなく体が震えてしまい三十分以上長湯をしていた。少し前に一度メイドが様子を窺いに来て大丈夫だと確認すると脱衣所まで戻って行ったメイドだった。澪を脱衣所に案内したメイド達の一人が、いつまで経っても出てこないので心配となったが返事をすると定位置に戻って行く。
「あまり長湯するとまたメイドさんが来るから、そろそろ出なくちゃ」
いつまでもお風呂で引き籠りをすると、またメイドが心配をかけてしまうのでそろそろ出る事にした澪。浴室から脱衣所に行くと先ほどあった服が無くなっている事に気付いた。そしてバスタオルを渡された後に礼をしたらいつの間にいた深雪姉さんだった。
「深雪姉さん、いつの間に!それよりここにあった服知らないかしら?」
「先ほどあった服は洗濯の方に行きましたから、これを着て下さい。お父さまから新しい服だそうです」
脱衣所で濡れた体をバスタオルで拭いた後に、渡された服と下着を着たら見事にマッチングしていた。そういえば澪はいくつか聞きたい事があったのだ。なぜ一真の事を父親のように呼ぶのか?織斑家当主はホントに一真なのか?この服は一流ブランドだけど、いつ私の体を計測したのかを。
「まあその服については、澪の髪を乾かす間にお話しましょうか。私のお父さまはさっきまで澪と接していたのが私のお父さまであり、血が繋がった本当の父親と娘なのですよ。今は年齢と容姿を偽っていますが、この世界に来た時の容姿を見せた方が早そうですね。桜花さん、あれを」
そう言いながら髪をドライヤーで乾かしていると、一枚の写真を渡されたのでそれを見ると夫婦と一緒に写っているのは息子と娘である家族写真だった。で、その中に写っているのが、深雪本人だと言った後に一時的に本来の姿に戻った深雪だった。そうして初めて理解した澪であったが、残りの方は息子であり男性と女性はここにいる一真と遥か彼方の拠点にいる妻の奏だと紹介をした後にまたいつもの容姿に戻ったのだった。
「なるほど、だから神族であっても人間界に介入できるのね」
「そうですよ、そして私達は異世界から来た神なので神族のルールなど知りませんから。そしてお父さまは創造神黒鐵であり私は女神雪音とした神の名前を持っています」
創造神黒鐵と女神雪音については、万理亜から教わったらしいが創造神黒鐵と女神雪音は例え同じ神族だったとしても強さは別格だと言われた深雪だったが、それは事実だとしか言えない。先程のドウター戦でもだったが、澪と万理亜では到底敵わない化け物と戦って倒したのだから。あとはこの家についもだが、元々こんなに広かったが澪と万理亜が来た時は一部区画を隠して入れないようにしたためである。だから最初は一戸建てと見えたが今とは違う大きさ
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