暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
1巻
一真達との和解×仲間達の自己紹介
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活に戻す事を提案した。万理亜は澪を狙っていると言うが、相手である現魔王派の狙いはまだ分からない。澪より先代魔王ウィルベルトの力のはずだし、澪はまだ完全に力が覚醒した訳でもないからだ。未覚醒のままならば、先ほどの敵ももっと多くやって来るはずなのに来たのは影と魔獣だけだったからだ。

「それにこれは俺の推測だが、あのままだったら影が出てきた澪を殺すつもりだったのだろう。そしてそのまま覚醒させるかそのまま殺すかまでは分からんが、澪達が勇者の一族の監視対象というのはとっくに知っているはずだ。下手に無関係な人間を殺すとなると魔族側は今度は自分達が殲滅対象と考える人間がいるところでは襲っては来ないし、いたとしても俺の部下達が殲滅するさ」

「とても心強いですね、一瞬ではありましたけど、あの時公園内にいた警察官はただに人間ではないと察知しましたよ。それとこの家にいる者達もただの人間ではない事を」

「お父さまが創造神黒鐵様ならお父さま周辺にいる者達は、神仏の類なようなものですから。それより澪が少し心配ですね、私ちょっと行ってきます」

「澪に新たな服装を準備させたからこれを持って行け、深雪。俺達と暮らしていた時に、スリーサイズを計測した後にデータを蒼い翼の服関連の者に作らせた。えーと・・・・これだこれ」

「一見すると澪様が着ているモノと同じに見えますが・・・・これは一流ブランドのように見えますね」

「お父さまったら準備がお早いようですね、さっそく脱衣場に行って澪を待っています」

そう言ってから、深雪は風呂場の方へと行ったがここの風呂場も前とは大違いな内装となっており、男湯と女湯と分かれていないが今の時間は女湯へとなっている。まあここに男がいるのは一真だけで他は女性か雄ドラゴンだが、一真の中に入れば問題ない。深雪が行ってからは、主に俺の技についてを万理亜に語った。魔法を消滅させた事やあの剣がただの剣じゃないという事もだが、今は互いの情報を交換した方がいいと思ったのだった。

一方お風呂場では広すぎる風呂の使い方を教えてもらった後に、一人で身体を洗ってから風呂場に入ったのだった。ホントはシャワーの方がいいと思ったが、既に風呂が沸いている状態だったのと湯船に入った状態の方が落ち着くと思ったからに違いない。澪は湯船の中でギュッと体を抱いた。真夏なのに、体の芯は完全に冷え切っていたからだ。

「(・・・・あたし、初めて・・・・)」

半年前に両親を殺されて以来、万理亜の指導で魔法や戦闘の鍛錬を行ってきた。お陰で今では、万理亜よりも強力な魔法を唱えられるようになっているが実戦では、先ほどの戦いが初めてだった。命を賭けた戦いは・・・・敵を倒した事とあの時障壁が無ければ自分は死んでいた事。あの場所で行ったのは完全に命のやり取りで、もし最後の方
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