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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-1 シャオン初クエスト
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ったネペントの捕食器を黄色いライトエフェクトがくるくると取り巻いた。



気絶状態。この機を逃すわけにはいかない
俺は再び、剣を右に大きく引いて、一瞬のタメ動作によってソードスキルが起動し、刀身を薄水色の光が包んだ。

「隙見せたら………終わりだっ!!」

この世界で初めての気合を迸らせ、勢いよく地面を蹴った。片手剣スキル単発技〔ホリゾンタル〕。片手剣スキル単発技〔スラント〕とは軌道が斜か横かの違いだけだが、こっちの方がリトルネペントの弱点を狙いやすい。


先の2連撃で5割近くを喪失していたネペントはスタンから回復する寸前、剥き出しの茎にソードスキルを直撃された。


俺はBテスト時代に練習した、蹴り足と右腕の動作で威力を最大限までにブーストする技術と持ち前のスピードで刀身を硬い茎に食い込ませ、少しの間手応えを残して、乾いた音を響かせた。


ウツボ部分は茎から切り離され丸ごと宙に飛んだ。
残りゲージが圧倒的な速度で減っていき、0になると同時に、リトルネペントの身体は青く凍りつき、直後に爆散した。

「これならスピードあげられそうだな」

そう言って俺は、周囲を見回して、索敵範囲ギリギリにリトルネペントの反応を複数確認した。











次の獲物を倒すために深い森を再び走り出した。
続く15分くらいで、10匹以上のリトルネペントを倒した。
残念ながらまだ花付きのリトルネペントが出現しない。

「リアルラックに依存しすぎだ………」

俺はそう呟かずにはいられなかった。

リトルネペントの花付きの出現率は本当に低く、
SAOのBテスト当選により運を使い果たした俺は、しばらく出会うことができなかった。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















あれから1時間ずっとリトルネペントを倒していたためファンファーレとともにレベルが上昇した。分け与えられたステータスアップポイントを敏捷力に3振り分けた。

「そろそろ飽きてきたな」

1時間くらい狩ってもなかなか花付きのネペントには会えなかったことに愚痴をもらした直後、乾いた拍手の音が何処からか響いた。


俺は瞬時に剣を構えていつでも倒せるように臨戦態勢を整え、少し思考を走らせた。


すると直後にふっといきなり人影が現れた。

「ごめん、そこまで驚かせることになるとは思わなかったよ。君も森の秘薬のクエスト受けているんだろ?」

「ああ。

速いな、お前。次のプレイヤーがくるのはまだ後だと思ってた」

「それは僕も思ってたよ。僕もしばらく狩ってたけどなかなか手に入らなくてさ。

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