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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-1 シャオン初クエスト
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俺は少し足を止め、今頃現実世界はどんな様子だろうかと考えた。きっと、大騒ぎになっているに違いない。自室のベットでナーヴギアをかぶって横たわっている俺の隣には、両親のどちらか、もしくは両方の姿があるはずだ。



と、こんなことを考えながら、門の前に到着したので意識を戦闘モードにして村の門を潜ると、不気味な夜の森へと足を踏み込んだ。

「そういえばもう一つスキルスロットまだ決めてなかったな」

そう言って、メインメニューを開きスキルのページを開いた。レベル1のプレイヤーに与えられているスキルスロットは、わずかに2つ。



その片方を、ゲーム開始直後に『片手剣』で埋め、もう1つの空きスロットに何を入れるかをゆっくり考えるつもりだったが、茅場晶彦の悪夢のチュートリアルのせいで悩む必要はなくなっていた。



ソロプレイヤーには幾つかの必須スキルがあり、それは『索敵』と『隠蔽』の2つが主になっている。
どっちを先に入れようか迷ったあげく、俺はここのモンスターの特性を思い出し『索敵』を残り1つのスロットにいれた。

「これで、もう後戻りはできないな。

ソロプレイ決定」

索敵スキルは、1人の時にモンスターに襲われにくくするためにつかうので、常時パーティを組む人達には必要ない。



で、さっそく熟練度を上げるために索敵スキルを発動した。すると、少しだが視界が広くなり離れていた目的のモンスター、リトルネペントを発見した。

「あれは花付きじゃない………

やっぱいきなり出会えるわけないよな……Bテストの時みたいに乱獲するか」

発見したリトルネペントにゆっくりと接近した。途中でリトルネペントは俺の接近に気付き、咆哮を捕食器の口から漏らし、右のツルを突き込んできた。

「おっと、あぶねっ」

俺はツルの軌道を一瞬で見極め、左に飛んで回避し、そのまま側面に回り込んで、剣を弱点のウツボ部分と太い茎の接合部に叩き込んだ。

手応えは充分で、ネペントのHPバーがガクッと2割以上も減った。


シュウウ!!


再度同じような怒りの声を上げて、ネペントは自分のウツボ部分をぷくっと膨らませた。


これはネペントのもう1つの攻撃で、腐食液発射のプレモーション。
これを浴びるとHPと武器防具の耐久度が多く減るうえに、粘着力によってしばらく動きが阻害される。
射程は5メートルと長いが、効果範囲は30度と狭いため、俺はギリギリのタイミングを見極め、ウツボの膨張が止まった瞬間、今度は右に高速サイドステップ。



薄緑色の液体が飛沫上に発射され、地面に落ちて白い蒸気を上げる。


1滴も浴びずに回避した俺は、剣を振りかぶり、再度同じ弱点を攻撃。
悲鳴とともに仰け反
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