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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-1 リンクスタート
Story1-3 デスゲームの始まり
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とも本当なのか分からない……
キリトに手鏡について言われた時に我にかえった。
アイテムストレージを覗き、手鏡をオブジェクト化した。
そして、手鏡を覗いた。
数秒後、俺を白い光が包み込んだ。
また手鏡を覗くと、そこにはさっきまでの俺、光崎聖音がいた。
「「「うおっ!俺じゃん!」」」
横にいたキリトを見ると、なんか女の子っぽい顔になっていた。
クラインは似ても似つかぬ顔へと変貌していた。
「「お前、クライン?」」
「お前ら、シャオンとキリト?」
「う、うん」
でも……こんなことが出来るのか? 人の顔や体格を……!
「そっか……ナーヴギアのセットアップでいろいろやったのがここで再現されてるのか……」
ナーヴギアは初装着時に『キャリブレーション』と呼ばれるセットアップで自分の体の感覚をナーヴギアにデータ化して読み込ませる。それに加えて、ナーヴギアに覆われている顔はナーヴギアからの粒子でスキャン出来るために、このようなことが可能なのだ。
その後、人混みから抜け出た俺たち。
キリトが思いついたように
「クライン、今からこの町出るぞ」
と言った。
俺もそうしようとは思っていた。
だが、クラインは首を横に振る。
「俺はこの町で一緒にSAOを買った仲間と会う約束してるんだ。
俺は仲間をおいては………いけねぇよ」
「じゃあ、何かあったときのためにフレンド登録しとこうか。
な、キリト」
「そうだな」
俺たち3人はフレンド登録した。
別れ際、クラインが言った。
「キリト、お前、結構可愛い顔してんな。
シャオンもスゲーイケメンだな!」
「「お前もその顔のほうが10倍似合ってるよ!」」
捨て台詞のように吐いた言葉、それが何故か心に響いた。 また会えるか分からない……そんな世界になってしまったから、なのかな。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
始まりの町を出る少し前の地点で、少ししたところで俺たちは立ち止まった。
「じゃ、こっから俺たちも別行動だ」
「キリト、絶対死ぬなよ」
「当たり前だ、お前もな」
「「絶対に生きて会おうぜ!」」
俺たちは拳をコツンと合わせた。
俺たちはそれぞれ新たな一歩を踏み出した。
俺には、まだやり残したことがたくさんある。
家族とのこと、自分のこと、友達、学校………
俺は……生きて帰る。
だから――――
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