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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-1 リンクスタート
Story1-2 遊びの終わり
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くに試したさ。でも全然反応が無いんだよ。他にログアウト方法は無いのか?」
クラインが言った。
「無いな」
キリトは答えた。
「これさ、絶対におかしいって」
GMコールは俺も試した。だが、反応が無い。
そのことの異常さがすぐにわかった。
「どう言う事だ?」
「プログラムのバグはどんなものであれ、顧客の信用を失うことにつながる。
ゲームからログアウトできない、そんなバグが見つかったと少なくとも1万人に知られたわけだ。
そんなゲーム、今後誰がやってみたいと思う?」
俺はそう答えた。
その問いに皆の顔が曇る。
クラインがいろいろやってるが、マニュアルの中にも緊急切断システムは無かったはずだから無駄だ。
「異常があった時、Bテスト期間だったらアナウンスがちゃんとあった。信用問題にならない様に措置はしっかりとっていたのに」
キリトもそう答える。
「だったらどうすりゃいいんだ! おっ、そうだ! ナーヴギアを外すとか!!」
「無駄だよ。現実世界では体は動かない。ナーヴギアの後頭部の部分が脳から体に伝える信号を遮断しているんだから」
キリトはそう答えた。
「く〜〜どうすりゃいいんだ!」
「後は、現実でナーヴギアを外してもらうしかない」
「え〜でも、オレは1人暮らしだし」
「俺は妹と母親がいる。夕食には起こしてくれると思うが」
その言葉を聞いたとき
「な、なっ!? キリトに妹がいるのか!?」
クラインはキリトに掴みかかっていた。こいつ根はオッサン確定。
「ちょっ、妹は体育会系で、ゲーム嫌いだし、人種が……」
「いいじゃねえかよっ!」
クラインは喰らい付くのをやめなかった。
「しつこいぞっ!」
「ギャース! ってそうか、痛くないんだった」
クラインがキリトの渾身の蹴りから回復する。
「俺、今は家にみんないないからなぁ………」
「ぼっち組は寂しいよなぁ……」
「だな」
俺とクラインが雰囲気無視で軽くどんよりしていると、キリトが言った。
「明らかにおかしいんだ。少なくとも原因が分かるまでは、一緒にいた方がいい」
「俺もそう思う。日も暮れるし」
とりあえずは、3人で行動することにした。
数秒後、体が青い光に包まれた。
「なんだこれ?」
「この光……転移だ!しかも、強制転移……?」
ーーーーーーーーーその瞬間、世界は急激に、そして永久にその姿を変えることになった。
Story1-2 END
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