九校戦編
第12話 スピード・シューティング
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で、単純にはきめられないとのことです」
「そんなことを、よくおこなっているわね」
「それを行なうと起動式に書き込む量が多くなるので、当然のことながら起動式が大きくなるので、読み込むのは遅くなるのですが、パラメータをきちんと探しあてられると、なぜか魔法式の構築は早くなるのです。これがメリットのようです」
「その『プシオン誘導型サイオン起動理論』を使うのはわかったけれど、風の精霊魔法を使っているのはなぜかしら?」
「照準の代わりだそうです」
「それだけなら専用型CADの照準でいいのじゃないかしら?」
「今回は3系統の起動式があるので、それで汎用型CADになるそうです」
「そういえば、あのクレーを破壊しているのは振動系魔法よね?モニターだから、わかりにくいけれど、得点エリア外からクレーが振動していない?」
「その通りです。エリア外でクレーに振動系魔法をかけて、クレーに魔法的な振動をかける。そして、有効エリアの振動系魔法との共振を利用して、一機に振動を強力にして共振破壊するという方法です」
「それじゃ、原理的には、振動系エリア魔法の大きさを調整したら、有効エリアに入った瞬間にクレーを破壊できるということ?」
「そうですね。ただ、そこまで調整するには、まだ時間がかかるだろうとのことでした」
「まいっちゃうわよねぇ。陸名くんといい、達也くんといい、変わった魔法のバリエーションをだしてくるわね。ところで、今のだと魔法の系統は2種類だけど、3種類目は?」
「それは、決勝トーナメントで、使われる予定です」
そんな2人の話をしていたところで、陸名翔の競技は終わっていた。最初の3枚のクレーをのがした以外は、全てのクレーを破壊したが、観戦していた大多数の魔法師は、プシオン情報体があるのは、なんとなくわかっても、どのようにしてつかわれているかわからないままだった。
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