暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0859話
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 Aという行動を行うとBという反応がある。その程度の、理屈も何も無い経験則だけで作り出された欠陥兵器。それが俺がG弾に抱いている印象だった。
 俺の表情を見ながらビルが小さく肩を竦める。

「どうやら君もG弾反対派のようだね。まぁ、それはともかくだ。そのおかげで我が軍は戦術機開発については現在それ程力をいれていない。……だが、そこに現れたのが君達シャドウミラーだ」

 小さく笑みを浮かべるビルだが、少し離れた場所で俺を忌々しそうに睨み付けているのはそっち関係の利権がある軍人だろう。
 階級章を見る限りでは大将らしいが。

「ともあれ、君達の技術を考えるとプロミネンス計画に注視せざるを得なくなった訳だ。……しかもどう考えても君達がメインになる以上、アラスカで行われる予定だったものも場所をオーストラリアに変更したいという要望も各国から出ている。幸い、アラスカの方に建設中の基地はまだ基礎も基礎の段階であるから、こちらとしては最小限の損害で済むんだが……どうだろう? その辺、考えてみてくれないか?」

 そう告げると、技術者の1人がビルへと向かって頷きを返す。
 準備が完了したのだろう。

「さて、それでは準備も整った事だし本題に入らせて貰おうか。プロミネンス計画については追々考えてくれればいい。……アクセル、オルタネイティヴ計画、というのを聞いた覚えは?」

 俺の方へと視線を向け、ビルは意味深にそう尋ねてくるのだった。
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