暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0859話
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ったとか」
「……何だそれ。何かの比喩か?」
「さぁ? でもまぁ、あそこまで喜んでいたって事は多分何らかの理由があったんでしょ」

 半導体150億個分の並列処理コンピューター……ねぇ。夕呼は何らかの極秘計画に参加しているって話だったが、恐らくそっち関係なんだろうな。
 ストライクダガーに関しては、ビームライフルやビームサーベルといった武器やシールドも研究しているらしい。
 この辺、城内省や帝国軍といった面子も関わってきているのだが、何でも夕呼が飛鳥計画の機体をこっちに流す時に伝手を作った斑鳩家や煌武院家が間に入ったおかげで、今のところはスムーズに進んでいるとか。
 その2家にしても、ストライクダガーの価値を認めているからこそ下らない縄張り争いをしている暇はないという判断なんだろう。
 装甲に関しても研究や解析は進めているらしいが、ストライクダガーの装甲ってジンの突撃機銃でも貫けるんだよな。
 まぁ、ジンの突撃機銃は76mmで、36mmの戦術機の突撃砲とはかなり威力の差があるんだが。
 ……ああ、そう考えればジンの突撃機銃を輸出するというのはありかもしれないな。ザフトでもストライクダガー同様にジンが余ってきているって話だし。
 ちなみにザフトの重斬刀やS.M.Sのアサルトナイフは既に前線で活用され始めているらしい。まぁ、ガン・ルゥやリニアガン・タンクと比べるとコスト的には圧倒的に安いからな。
 そんな風に考えていると、不意に通信が入る。
 さて、またオーストラリアを通して何らかの注文が入ったのか?
 そう考え通信に出ると、そこに映し出されていたのは予想外の人物だった。
 50代程の白人の男。このマブラヴ世界で現在第1位の国力を持つアメリカ大統領のビル・レーガンだ。
 いつものように……いや、いつも以上に野心的な光を宿した目をこちらへと向けている。

「大統領が直接連絡してくるとはな。どうかしたのか? まさか、またBETAが大規模に攻め込んできたとかか?」

 そんな俺の言葉に、微かに眉を顰めるビル。

『冗談でもそんな事を言うのはやめてくれ。君達のような存在が言うと洒落にならない』
「ああ、悪かったな。……それで? 普通なら外務省やらどこやらが通信を送ってくると思うんだが、今回は何でわざわざ大統領が?」
『その件なんだが……正直、とても通信で話せる内容ではない。勿論君達シャドウミラーの技術を信用していないという訳ではないが、それでも通信で話せない程に重要な用件がある』

 へぇ。どうやら俺の予想以上に何か大きな動きがあったらしい。

「なるほど。それでそちらの要望は? 建前はいらないから、本音を直球で」
『君達と至急直接会談をしたい。勿論この件は既にシャドウミラーの窓口でもあるオーストラリア政府にも話
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