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ファンタシースターオンライン2 the bluestory
第二話 岩の鎧の熊
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ジルベール「あー、なんやかんやで疲れたから簡潔に話すわ…お前らのサブクラス認定許可証は発行しといたからさ、後でクラスカウンターにでも行ってサブクラス設定しとけ、はい以上!」
p……
とジルベールの通信が終わった…
リリア「本当に簡潔すぎてこっちが困るわ…」
と静かにツッコミをした
アークスシップ ショップエリア
ジルベールはショップエリアのステージ広場のとある一角へと足を運んでいた
そこには全身が黒いフレームのキャストがいた
ジルベール「おーい、おっさーん!」
「む?おおジルか!任務終わりか?」
ジルベールにおっさんと呼ばれたこのキャストの男性
名前はジグ
アークスシップ一の武器製作の達人で、刀匠である
おまけにジルベールの刀をオーダーメイドで作った人物である
彼の作る武器は非常に高性能かつ、その人の戦闘スタイルに合わせて製作するので扱い易く、予約がかなり立て込んでいる
ジグ「ジルよ、お前の新しい剣が出来たぞい!」
ジルベール「本当!?」
ジグ「これじゃ!」
ジグが取り出したのは二振りの剣であった
全体的なフォルムは片刃の刃にその刃の部分が蒼い光を放っていて刀身は真っ黒い
段平状のフォルムは日本刀を思わせるが、幅広な刀身と日本刀の特徴の反りがない
試しにジルベールはその双剣を持った
重さ、長さ、重心の位置、そして持ち手の感覚…何れもジルベールの手に合い、自然と彼は笑みを浮かべた
ジグ「どうやら完璧のようじゃの」
ジルベール「ああ、完璧過ぎるぜ…言葉が出ないや…」
ジグ「刀匠として、お主程の剣士の武器を作れてワシは幸せじゃの」
ジルベール「それは言い過ぎだよ…俺なんかあの三英雄に勝てないって」
ジグ「そうかのう?いい加減そんな謙遜はやめて堂々と振る舞ったらどうかの?『蒼穹の剣士』」
蒼穹の剣士はジルベールの通り名でもある
これは二年前、ジルベールがアークスになって間もない頃に、アークス戦技大会という催しがあった
そこでジルベールは圧倒的な強さを見せ付けたのだ
そして当時の彼が全身蒼い衣装を来ていた為、蒼穹の剣士という通り名が生まれたのだ
この蒼穹の剣士=ジルベール・ナハトという名前はアークス内では知る人ぞ知る程の有名である
ジルベール「はは…蒼穹の剣士か…なんかそれ聞くとプレッシャーに押し潰されそうだよ…」
ジグ「良く言うわい!ワシにだってプレッシャーのかかる武
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