ライジング:雷の狼、紅焔の龍
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飛ばす。
「あぐ……っ!」
「きゃあああっ!」
そこに、フィゼル・シンセシス・トゥエニナインが同時に現れ、リネル・シンセシス・トゥエニエイトとぶつかった。
ブレイジング・ドラグレッダーモードの奥深くに入り込んだ龍娘は、最早相手が誰でも狩る気らしい。
俺は軽くキリトの方を見ると、ブイと指を出していた。……ユージオと共に。
「んじゃ、こっちも終わらせますかねぇ」
「ひっ……!」
最早、彼女らには戦意は無いように見える。
……が、知ったことではない。
「ライトニング……」
「ブレイジング……」
俺達は同時に、拳を後ろに構えた。
「ちょっ、まっ!」
「本気で……!?」
リネル・シンセシス・トゥエニエイトとフィゼル・シンセシス・トゥエニナインが行ったとき、俺達は同時に振るった。
「ライト・スパイク!!」
「ドラグーンディスオベレイ!!」
雷の杭と紅焔の龍が同時に拳から放たれ、彼女らは軽く吹っ飛ばされた。
「「安心しろ、加減した!!」」
最早、技の時点で加減どころの騒ぎではない。そもそも、神聖術を身体に着けてる時点で、バースト・エレメントと発すればほぼ自爆覚悟の特攻が可能な程の出力を持つ。
……加減したとはいえ、恐らく、天命は軽く五割六割を削っているはずである。
「さて、俺達も先に進みますか!」
「……キュウ〜」
気絶しているユリアを引きずって、俺は階段を登る。
……と、思ったが。
「……キリト、ユージオ、先いってくれ」
「どうした?」
途端、ユリアが即覚醒した。
「……」
「行け、良いから」
「あ、ああ……」
キリトとユージオは駆けて行くと、俺はブレイバックルを持って言う。
「……出てこいよ、そこにいるやつ」
そう言うと、姿を隠していた整合騎士が姿を現した。
それを見た途端、俺とユリアは絶望を感じた。……感じられずには居られなかった。
「……私はユイリ、ユイリ・シンセシス・サーティツー、そしてこれが」
『ダーク!ダーク!ダーク!ダークタカ!ダークトラ!ダークバッタ!ダァク!タトバ!タットッバッ!』
ユイリが変身したのは、元のオーズとはかけ離れた、全身黒の姿だった。
「これが私の神器、<オーズ>ダークコンボ」
「……シンセサイズ、されたのか!?」
俺は無意識に言うと、ユリアが前に出る。
「お姉様!?」
途端、メダジャリバーを持ち、スキャンした。
『トリプル!スキャリングチャージ!』
「伏せろ、ユリアァアアアアアッ!!」
俺はユリアの体を押し、ブレイドの状態で、
「ッ!」
オーズバッシュを受けてしまった。
「ガアアアアアアッ!!」
「ライトさん!!」
「……外したか」
メダジャリバーに再びセルメダルを入れようとするユイリに対し、俺はキングフォームになって接近した。
「
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