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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ライジング:雷の狼、紅焔の龍
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ィゼル・シンセシス・トゥエニナインは同時に俺達を笑う。
……しかし。逆に、属性を極めた俺達が使える、“唯唯一の”神聖術攻撃が存在する。それがーーーー
「ハァアアアアア…………!」
「アアアアアアア…………!」
俺達を襲った神聖術は、忽ち変化し、俺達の装備を変えた。
「「……え?」」
「ブレイジング・サーマル・エレメント」
「ライジング・ライトニング・エレメント」
「「解放(リブート)!!」」
一気に属性を解放させると、俺達の装備が、一新していた。
「ブレイジングゥウウウウウドラグレッダァアアアアアッ!!」
「ジンオウガァアアアアアッ!!」
そう、術の完全支配術。“イレギュラー”で尚且つ“唯唯一の存在する開発者”が指し示した抜け穴。<神聖完全支配術>。
個々による効果は変わるものの、それは属性による恩恵が高いことを示す。
また、使用者によって使うエレメントも違うため、優劣は存在する。
ーーーー但し、一度それを使えば、勝負の流れを一気に変える。
「ユリア、狩るぞ!!」
久々、二年と半分の時を経て、迅王牙を再現せしめた俺は、狩人の血が騒ぎ始めていた。……異な、滅殺者の血も。
と、そこに。
「……見習いの子供が何をしている」
騎士が、階段に五人立っていた。
「そこにいらっしゃるのは、副騎士長のフィナティオ・シンセシス・ツー殿ですね」
リネル・シンセシス・トゥエニエイトが言う。その隙に。
「ドラグレッダーキィイイイック!!」
ユリア……異な、ブレイジング・ドラグレッダーが蹴りを叩き込んだ。
「……オイオイ、彼方さん何かいいかけてたろうよ……」
俺は久々に呆れる。ユリアは切れると周りが見えない。普段はユイリが唯一のストッパーだった。
「……おい、馬鹿。いつまで寝てるんだよ。起きろ」
パカン、とキリトとユージオを叩くと、立ち上がる。
「な、何で動けるの……?」
「……時間も立てば効果が薄れるんだよ馬鹿」
俺はキリトの隣に行くと、言う。
「おい、あのフィナティオ・シンセシス・ツーとか言うやつと戦ってこい。此方は俺が押さえておく」
キリトが頷くと、剣を持って駆けた。
「行かせな……」
リネル・シンセシス・トゥエニエイトが進路を塞ごうとすると、紅蓮狼が吹き飛ばす。
「なっ……!?」
「あ、まだ生きてたのか、紅蓮狼」
「ガウ!?」
何か絶望された。……ああ、俺の記憶から出来た狼だったな。ゴメン紅蓮狼、後で撫でてやる。
「さて、行くか!」
地面を蹴ると、そこが抉れ、リネル・シンセシス・トゥエニエイトに接近した。
「くっ!」
リネル・シンセシス・トゥエニエイトは下がるが……ジンオウガになった俺は、誰よりも速い。
「天狼爪!!」
手に出来た雷の鈎爪を振るい、リネル・シンセシス・トゥエニエイトを吹き
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