暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
86話:銃を持つ者の覚悟
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に行かせた後、無事取ったと報告があった後すぐに声が聞こえなくなったのだ。


「……どうした、ルーテシア」
「ガリューに何かあったみたい…」


 ルーテシアがそう言うと、少しの間沈黙を続ける。
 だが時間が経つ内にルーテシアの顔色がみるみるうちに変わっていく。


「―――ガリューが、誰かにやられてる」
「何…?」
「『骨董品』を取り返しにきたみたいなんだけど、ガリューが手も足も出ないって…」


 その言葉にゼストも驚きの表情を露わにする。ガリューの実力を知っているからこそ、並の魔導士に押される事などあり得ないと考えていたからだ。


「どうしよう…このままじゃガリューが…!」
「……仕方ない、ガリューを引かせよう」
「でもそれじゃあドクターの『お願い』が…」
「達成が困難になってしまったのだから、仕方なかろう。ガリューを失う訳にもいかないだろう。奴も言えばわかってくれるだろう」
「…わかった」


 ルーテシアはそう呟くと、手に付けているアスクレピオスに一言二言呟いた後、足元に展開していた魔法陣を消した。


「大丈夫だったか?」
「うん。相手も『骨董品』を意識してたみたいで派手な事はしてこなかったみたい、大きな怪我はないって」
「…戦いもそろそろ終わる、お前の探し物に戻るとしよう」


 ゼストの言葉に、ルーテシアは静かに小さく頷いた。それを見たゼストは、彼女を連れホテル・アグスタから離れていった。





 
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