第8話 Accelerating Turn 3
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ヅキ先輩が、フリージングによって動けないサテライザー先輩の腹を蹴り上げた!
なんでこの学校ってやりすぎな人が多いんだ??
「おいこらビッチ??」
ビッチという単語に反応し、カンナヅキ先輩が顔を引きつらせながら、顔をこちらに向けた。
その顔は、怒りに染まっている。
「そういえば、貴方にも礼をしてなかったわねぇ……」
その時、ドゴォッ!と、俺の腹に衝撃が走った。
先輩ではない。取り巻きの蹴りだ。
「この……クソどもが……」
腹を抑えながら、罵声を浴びせるが、奴らは気にも留めていない。
「そういえば、サテライザー。あんた、まだ洗礼もしてないんだっけ?」
そう言うと、サテライザー先輩を無理やり立たせた。
そして、その胸元の服を破りさる。
「っ………??」
「ふふ、それじゃあ、少し遊びましょうか?」
カンナヅキ先輩が彼女に手を伸ばそうとした、その時だ。
何かが、俺の中でキレた。
フリージングを受けた体は、普通の人間では、解除することは不可能だ。
だが、
「おい……………」
もしも、それが化け物だったら?
答えは簡単だ。
「邪魔だ。」
蹴り上げてきた脚を掴み、後方に投げ飛ばす。もう、こいつらに加減などは考えない。
フリージングが解かれたことに驚いているのか、他の奴らは動きもしない。
「離れろよ……」
グラディウスを呼び出し、二人の元へと歩く。
その剣には、昨日と違うところなどないが、相違点は俺の腕にある。
昨日は、その腕は剥き出しで、何も変わらなかった。
だが、今は違う。
俺の右腕には、手から肘にかけて、グラディウスと同系統の装飾が施された籠手が現れている。
違和感は無い。
ただ、昨日や、今までよりも、どこかシックリくる。
「今すぐに、その汚ねえ手を…」
加減など必要ない。
過去に何があろうと、未来に何が起ころうと、知ったことではない。
「先輩から離せって言ったんだ聞こえねえのかこの三下??」
ただ、目の前の敵を、倒すのみ……
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ