二話
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って行った。
二度目の人生で氏の原因となったヤツラが詩乃を何かに利用しようとしている事はわかった。そして、その2度目の人生の中で……ヤツラのせいで四季は彼女と敵対してしまった。
どんな形であったとしてもこの思いは伝えたい。
「「愛してる(愛しています)」」
同時に紡がれた告白の言葉、思わず互いの告白に顔が真っ赤になる。
「し、四季」
「し、詩乃」
「わ、私からも言っておいてなんだけど……私で良いの」
「そっちこそ。オレの力の事は話しただろ? 深く関わる相手が最低でもあと三人いる。その中に女の子がいるかもしれない」
「私トラウマ持ちで、それで……」
「関係ない。そのトラウマだって元はと言えばオレが守りきれなかったからだ」
詩乃が狙われていると分かっていて隙を作ってしまったのは四季のミスだ。その為にトラウマを追ってしまったというのなら、それは己の罪だと四季は考えている。
今度こそ、今は彼女を……
「オレは君を守りたい」
全てから守りたい。
「力なんて関係ない、君だから一緒に居たい。どんなに辛くても君の為なら、君と一緒なら歩いていける」
ゆっくりと差し出された手を取る。掌から感じる互いの温もりで心が温かくなる。
「これからも一緒に居よう」
「うん、宜しくお願いします」
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