第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第15話「何もしなかったらヤバイことになるって分かっていて、それでも何もしないでやっぱりその通りになっちゃうのは怖い」
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
締め、まるで母親のように、優しくあやしていた。
代用ウミガメもその歩みを止めており、これで一安心ですな。
「ふぅ・・・ひやっとしたぜ」
「うんうん、もう10年ほど寿命が縮んだよ・・・」
「気持ちは分かるが汝ら、当初の目的を忘れておらんか?」
・・・いっけね、先ほどの騒ぎで忘れてた。落ち着いたであろうアリスンに呼びかける。
「そうだったな。アリスン、わりぃけどそのコンパクトをこっちに・・・」
「「「た、退避ィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」」」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
「えっ」
「?」
アリスンからコンパクトを貰いさぁ、一件落着と思いきや何か背後で騒ぎが起こってる。
・・・アレ?何かズシンズシンって音聞こえね?それにギターの音も聞こえね?
ひょっとしてアレ?アレなの?あのドラム缶なの?
そう思い、おそるおそる後ろを振り向いてみると・・・。
『おのォォォォォォォォォォれェェェェェェェェェェェェ!!!さっきはよくもやってくれたな!野原神之介ェ!貴様はこの「スーパーウェスト無敵ロボ・バージョン情報:28.72、前バージョンからの変更点:なんかとにかく強くなった」で倍返しにしてやるのであーる!!!』
「ちったァ空気読めテメェェェエェェェェェェェェェェェェェェェ!!!何で良いところでお前出てくんの!?KYなの!?クロノなの!?」
「お兄ちゃん、ダメだよその言い方。世界中のクロノ君ファンを敵に回しちゃうよ」
やな予感的中。後方にいたのはドクターウェストの操る破壊ロボだった。
『我輩、悪の手先だから空気を読まずに乱入をついやっちゃうのであーる!それはさておき!ふむふむ、その娘っ子が持ってるのはアル・アジフの断片であーるな!?これは重畳!貴様ごと踏み潰していただいちゃうのであーる!』
大地を揺るがし破壊ロボが迫る。・・・この際だがしょうがない。
「アル!オラたちもデモンベインを・・・」
アルにそういったその時だった。
「あ・・・あああ・・・」
アリスンの震える声が聞こえた。・・・まさか!?
「お兄ちゃん!アリスンちゃんが!!」
ひまわりの声でアリスンの方を振り返ると、ライカさんの腕の中で脅えるようにビクビクと震えていた。
「アリスンちゃん!?アリスンちゃんしっかり!」
「ああ・・・ああああ・・・ああああああッッ!!!!」
静かになっていたアリスンの魔力が再び膨れ上がり、手に持った鏡が、今までで一番強い閃光を放った。
「ライカさん!危ねぇ!!!!」
「うわああああああああああああああああああああああああッッッ!!」
オラが叫ぶのと同時に、アリスンのコンパクトから、圧倒的質量を持った『何か』が流出した。
強大な魔力が爆発し、閃光がアーカムシティの夜空を、真昼の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ